所在地:小野市 小野市の浄土寺といえば国宝の阿弥陀三尊像が 超有名ですが、その阿弥陀堂の真ん前にこれらの石仏が並べられています。 もともとは近くの墓地に放置されていたそうです。 ![]() 地蔵菩薩立像です。首の所から切断されているのをセメントでひっつけています。 頭の後ろには後背も確認できます。表情は鼻と口が大きくて、ほほえんでいる黒人のように 見える。 ![]() その横にあるのがこの石棺仏です。最初何がなんだかまったく判りませんでしたが、 よ〜く見ると赤い線で書いたような姿が浮き出てきます。これは来迎阿弥陀三尊を 現したものだそうです。そうなると向かいのお堂にある国宝の阿弥陀三尊像と対を成す と言ってもよいでしょう。 来迎阿弥陀三尊をご存じの方なら判るでしょうが、この赤線の像は手に持った蓮台に 霊を迎え入れようとしている脇侍の観世音菩薩です。どちらの石仏も国宝の阿弥陀三尊像より ちょっと後の時代のものらしい。木製が残って石仏の方が傷んでボロボロになるんやね。 ![]() さらにその横にあるのがこれです。石棺の蓋をひっくりかえして手水鉢にしています。 ありがたいのか、罰当たりなのか? 表紙にもどる |