米屋町 名号石

所在地:朝来郡和田山町
今回は竹田城のすぐ近く、米屋町(いかにも城下町らしい名前)の名号石です。

諏訪橋のすぐ近くにあります。遠くから見てもそれとわかるほどきれいに 色づけされています。

向かって左の石には『南無観世音菩薩』文政十一子天(1828年)、右のは同じ年号で『南無阿弥陀仏』とある。 いずれも蓮華座の上に彫られている。

そして真ん中にあるのがこの地蔵菩薩です。天明元丑天(1781年)となっていたが、 左には文政九戌天(1826年)再建と彫られている。どういう理由か判りませんが後年作り直されて 両側の石も付け加えられたようです。

それにしてもえぐいぐらいの極彩色ですが、実際目の前にすると不思議と違和感がありません。 ふつうは閉じているであろう口元も笑っているように開いている。


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