山田石幢

所在地:姫路市山田

姫路市山田の藤ノ木公園近くにあります。 石幢とは、ものの本によると須弥壇脇に下がる布製の幢幡が石造物に転じたとある。

正面の石段に『明治二十八年(1895年) 未 十二月吉日』と陰刻で彫られている。 が、これは石幢の年代ではなくこの祠の作られた年号だと思う。


六角の龕部には六地蔵が浮き彫りされている。江戸時代の後期に石幢の六地蔵が 流行ったといからその時代のものかもしれません。正面の地蔵は風雨にさらされて いるので表情はわかりにくくなっているが、裏にまわるにつれてそれははっきりしている。




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