所在地:兵庫県篠山市今田町 右は切れ落ちていて東条川が流れています。左側はフラットな岩盤で その足元には祭壇もありますからすぐにわかります。 写真が判りにくいですが、岩盤に舟形のくぼみを彫りその中に地蔵菩薩の立像が あります。右手に錫杖、左手には宝珠、衣のしわも明確に残っていて、足元には蓮華座。 極々普通のお地蔵様でした。それでも駐車場の案内板によると 室町時代のものらしい。 地蔵の左には日輪の中に大日如来(たぶん)の梵字も彫られていました。 昔はこの東条川を見下ろす小径が街道だったのかもしれません。 難所のこの場所に磨崖仏を彫って交通の安全を祈願したのでしょうか。 瀬戸とは狭く流れの速いところを言う。 東条川の瀬戸にある地蔵なのでそのように名付けられたのでしょう。 表紙にもどる |