根宇野の首切り地蔵

所在地:神崎郡神崎町

笠形山の登り口であるグリーンエコー笠形の 前の県道沿いにあります。

この辺りの大庄屋であった上月平左衛門は重い年貢に苦しむ人々を救済すべく 幕府へ直訴の旅に出ようとしていた。ところが藩の役人に見つかってしまい、 この地で斬り殺されてしまいました。村人達は彼を弔うために地蔵の石仏を祀りましたが、 どういう訳かその首が落ちてしまいます。

もう一体造って祀りましたが、同様に首が落ちてしまいます。ちょうど平左衛門の 死に様と同じ姿なのでお坊さんを呼んでねんごろに弔ったということです。 このようなことからこの石仏は首切り地蔵(袈裟切り地蔵)と呼ばれるようになったそうです。

このお堂って磨き丸太を使って建てられており一見ログハウスのように見えます。 すぐ近くに神崎森林組合がありますが、そこは地場で取れた木材の活用を スローガンに掲げていますので、たぶんそこで建てたものでしょう。

カラフルな前掛けと毛糸のマフラーでその姿は隠されている。サッカーの前掛けの下には さらに厳重な前掛けが幾重にもある。ちょろっとめくってみたが元通りに出来る自信がなかったので 本体を見るのはあきらめる。変に飾り付けしないで裸のままが良いと思うのですが・・・。 首の所はほんとに切れているのでしょうか?

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