法道仙人 駒の爪

所在地:加古川市

播州地方の寺院でこの法道仙人が開基といういわれがあるものは 非常に多いです。しかし法道仙人その人については未だ謎が多く、直接その人に関する 史蹟も数があるとは言えません。その数少ない一つがこれです。

加古川市から加西市に入るちょっとした坂(これでも峠で、たしか栗木峠と言った はずです)にあります。 すぐ南には山陽自動車道が東西に走っており、そのトンネル上には法道仙人とゆかりの深い 法華山一乗寺の旧参道(現在は自然歩道との表示になっていると思います)があります。 そこを歩いてみるのも面白いでしょう。

写真にはありませんが、 毎月何日か決まった日に白や赤の生地に『法道仙人』と黒く染め抜いた 幟が立つことがあります。綿々とお祀りされているんですね。

小さな敷地の中には大正10年の銘がある石塔がある。ところが表面が剥離脱落して しまっているのでほとんど判読できない。残っている文からは面白そうな内容であることだけが 伺える。


『駒の爪』とは文字通り法道仙人が乗っていた馬の爪跡ということだが・・・・。 どうなんでしょ、どう欲目に見てもただの石のようにしか見えない。 信仰心、想像力のない人間だからでしょうか?

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