日向の青面金剛

所在地:出石郡但東町
但東町の役場から主要県道を走る。東里が岳をぐるっと 北に回り込みながら東方向へ進んでいく。ところが県道沿いをいつまで走っても道路沿いには 石仏の姿はない。そこで県道沿いに点在する集落内の小道に入ってみる。

するとやはりありました。日向の集落にある神社境内の一角。大きな石碑のように 見えましたがよく見ると青面金剛が彫り込まれています。3m近い高さがあるのでは ないでしょうか?横には『文久二戌春(1862)村中世話人・・・』と彫られている。  万延元年の庚申の翌々年である。

六角の亀甲模様の袈裟?のようなものを羽織っている。角張った顔の憤怒の表情が しっかりと残っている。 最下部にある三猿は苔のために傷んでいた。聞か猿、言わ猿、見猿、の順番になっていると 思うのだがどうだろうか。この順番も石仏によってそれぞれ違うのも面白い。

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