メイン装置のスピーカー

お金の無かった(今もありませんが)学生時代に作った10cmフルレンジの小型スピーカーから 始まって何台かのスピーカーを作り現在使用しているのは、かの長岡鉄男氏が設計したD−70という型番の バックロードホーンスピーカーです。

学生時代からBH(以下バックロードホーンの略)という響きにあこがれがあり、いつかはこれを自分の手で作ってみたい 気持ちでした。その夢が叶い、 かれこれ20年以上使用しているかと思うのですが、正確にいつ作ったのかはもう覚えていません。 ただ、これに使用しているフォステックスのFE206Σというユニットが1983年発売のものですから やはり20年以上でしょう。

我が家のリスニングルーム(兼寝室、兼書斎、兼・・・)

FE206Σはダブルコーンで、フェライト磁石を2枚重ねにした当時としては強力な磁石を備えた、 いかにもBHにもってこいのユニットでした。詳しい理論はわかりませんが、見た目も楽しい あのBHの音道からどんな音が出てくれるのか、それは胸わくわくの思いです。

そのユニットも10年ぐらいでエッジから接着剤?が溶け出して、丸ごと4本を交換したことがあります。 もちろん製造中止後のことですから入手には苦労しました。 なぜ20年以上も使い続けているかというと、気に入っているという以外に2階の部屋から 出すことが出来なくなってしまったというのもあるためです。(階段に手すりを付けたため・・・)

ユニットを間近に見る

2代目のユニットもそろそろ寿命が近づきはじめました。ほんとうにそうなったら次はどうするのか 未だに決まっておりません。BHのBOXだけオークションにでも出品するか (どうやって部屋から出す?)、新たに違うユニットを無理矢理付けるか・・・。
スーパーツイーター正面その裏側

インピーダンス16Ωの並列につないでます。フルレンジですがこれだけでは当然高音が不足しますので 同じくフォステックスのFT66Hというスーパーツイーターを2列つないでいますが、 低域のカットはコンデンサー一発で済ませています。これまた当時話題になった太陽通電のΛコン1.3マイクロです。

知っている人ならわかりますが、これは長岡氏推薦の構成そのものに他なりません。 ネットワークが無く、単純な構成であるがために非常に素直でクリアーな音だと自負しています。 当時は自作のTR式DCアンプでドライブしていましたが、現在はKT88シングルの真空管アンプです。 部屋が低音を吸収していることもあって、低音はまったく出ておりません。 それでここでも紹介したスーパーウーハーを使って補っています。



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