2012年3月
そもそもは毎日見ているキット屋のHPにこのキット(ELEKIT TU-H80)が出ていたことに 由来する。2011年の12月だったかに初回ロット200台で、買おうか買うまいか躊躇しているまに あっというまに完売。
その後の評価がすごくよかったので、いよいよ欲しくなるのだった(ああ、凡人の物欲おさえがたし)。
年明けのキット屋HPで再販するという記事をみて今度こそはと決意を堅く財布の中身を確かめる。
しかしこれまた200台の限定。もちろんキット屋はそのうちの
??台が割り当てられているわけだから今回は性根を入れてポチらねば・・・。
マニアの性というか、気に入った物は複数欲しくなるのだ。私の知り合いも気に入った靴を 数足購入していた。彼曰く「靴はデザインがすぐに変わって、今履いているのが傷んでも同じもが 手に入らない」とのたまう。 同様にこの手の手軽な値段のアンプはマニアがごそっと買い占める危険性が大だ。 キット屋のオーナーはそれを思ってか「まだ手に入れていない人のために重複買いは控えてください・・」という ようなコメントをしていた。ありがたい。
無事にポチれて、1月注文で3月の末に入荷。さっそく中をあけてみるとあっけないほどの部品数だ。
翌日にゆっくりと造るつもりだったがこれならすぐに出来るので机に広げる。
まずはスピーカーターミナルに平端子付きのコードを接続。ペンチなどで押し込めると 説明書きにあるが、これがなかなか・・・。押し込んだつもりでもあっけなく抜けたりする。 結局半田付けだ。
スピーカーターミナルをバックパネルに取り付けて、さらにそれをメインの基盤に取り付ける。
さきほど苦労したコードの反対側を基盤の出力端子に接続。は〜っ、この作業2分。
もっと楽しみたいのだがゴールは間近のようで残念。
真空管を取り付けるソケットの基盤はメインの基盤と垂直にある。 それにロシア製の12AX7を差し込む。 メインの基盤に付いているICはこの大きさと形状で5Wx2が取り出せるという。 こういう素子の進歩の早さには驚くばかりだ。
さらに、それに超古典素子である真空管を組み合わせようというのだからオーディオの趣味の世界もまた楽し。
前段にこの真空管を入れて音に色づけをしているようだ。回路図を見るとプレート電圧はなんとたったの24V。
この部分の回路だけコピーして他のアンプにも応用できそう。
側板と天板を取り付ければ完成。早い、安い、旨い(良い音)の三拍子。 これならほんと数台欲しくなる。さっそく火を入れてみる。ヒーターの赤い光が印象的だが 実はこの光は・・・・。さっそく自作DACと繋いで パソコンのスピーカーを鳴らしています。 ヒマをみてメインのスピーカーも鳴らしてみようかな。 |