はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1 『加古川』、『笠原』を参照していただくようお願いいたします。 2017. 3.25. 土曜日 晴れ 気温 ふつう
山ともだちのしみけんさんのブログ でここのレポートがあった。それによると彼は山頂から西に延びている尾根を歩いて下山していているのだった。 これにはちょっとびっくり。 というのも私もその尾根 を2008年に歩いていたからだ。ところがあまりの藪に疲れ果て途中から志方東公園へ降りたのでした。
地形図でもわかるが、この尾根は
多少のアップダウンはあるものの基本は下り基調なので藪でさえなければMTBで遊べるはず。
しみけんさんの写真でもそれがうかがえた。てなわけで、さっそく出かけてみる。
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駐車場があるのでそこからスタート | 広大な太陽光発電施設を見下ろす |
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登り口には駐車場があるのでそこから12時50分スタート。舗装路が続くのだが基本自動車は 入れないように車止めがある。とうぜんハイカーとか自転車は問題無し。 車で県道を走っていると山腹にある広大な太陽光発電パネルが視界に飛び込んでくるのだが 今はその上部に沿って登っているわけだ。
やがて毘沙門岩との分岐となる。舗装路が出来る前はここの右下から始まる旧登山道が利用 されていたのだろう。現在ほとんどこの舗装路ルートで登っていると思われるが 見るとMTBには良い感じ。下ってしまいたい衝動に駆られる。 |
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毘沙門岩を見上げる | 毘沙門天の石仏 |
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この毘沙門岩も県道からよく見える。その中程の安置されている毘沙門の石仏については2008年のレポートに書いているので 省略するが像自体ははいつ頃のものだろうか?写真に写そうとすると岩をよじ登らないといけない。 不安定な状態で撮していると舗装路を歩いているハイカーがこちらを見ていた。 たしかに怪しい。(^_^;) |
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小毘沙門岩 | (本家)毘沙門岩の上から見る |
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少し登った所に標識があり『小毘沙門岩』とあったのでちょっと寄り道してみるが 特に感動するようなものでもなかった。ただ、てっぺんにある岩が妙に不安定で 今にも落ちてきそう。この小毘沙門岩からも頂上へ行く道があるのだがロープのある 激登りらしいのでパス。旧道へ戻る。 |
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良い道 | 小毘沙門岩コースとの出会い |
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旧道は適度な傾斜でジグザグに登っていく。上りなので押すか担ぐかどちらかだが、 うまい人なら下りはほとんど乗れるでしょう。 小毘沙門岩コースと出会うとすぐに大手門跡。そこから『空のこみち』にちょっと寄り道してみる。
『空のこみち』とはパラグライダーの発信基地のこと。ここから飛んでいるのを 私は見たことがないが今でも使われているのだろうか? |
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くぐりぬけて通過 | 上を跨いで通過 |
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大手門跡に戻るとそこには過去無かったものが・・・。みかん畑などで見かけるモノレールに似ている。 駐車場にも看板があったがこの城山に電波塔が建つらしくてそのための建材を搬送するモノレールだった。 |
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大師堂で地元の人と会話。むこうに塔が建つ | 一等三角点がある本丸跡 |
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本丸手前に大師堂がある。地元のおじいさん二人がいたのでちょっと話をする。お堂には大日如来の 仏像があったのだが今は麓の安楽寺に移したらしい。会話をしていた二人の向こうに見える構造物が 問題の鉄塔(まだ基礎だけやけど)のようだ。本丸のど真ん中にあるのかと思っていたら、本丸脇の 曲輪の端っこだった。
早く走りたかったがとりあえずついでに頂上(本丸)へ。標高がさほど高くないにもかかわらずここの展望もピカイチだ。
かすみがひどいのが残念だが・・・。
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井戸跡(二つあるうちの北側の井戸) | 搦手門の跡 |
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城山には二つの井戸があるのだが、そのうちの北斜面にある井戸を見る。周辺を金網で 囲まれているが石組みのしっかりとした井戸で今でも水があるそうだ。 (覗けないのでわからないけど)
搦手門の跡から踏み跡を辿って掘切1続けて掘切2を見る。特に掘切2は これでもか!というほど城側が岩の断崖で、見るだけでも守りの堅固さがわかる。 2008年のときはこの付近から林道があって驚いたのだが今はその痕跡もなくなっていた。 |
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前半はけっこう乗れる | ハンドル幅ぎりぎりの箇所が多い |
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2008年の藪が嘘のように良い尾根道だ。これが延々続くのを期待したいが 人が歩くのを設定で道を造っているのでハンドルがぶつかる箇所が多い。 それはそれでおもしろい。
特に看板はないがルートから左に折れた所が展望の岩場だ(分岐からしっかりした道がある)。 ここでコーヒーをする。オカリナを忘れたのが残念。 |
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こういう所もおもしろい | 良い所もある |
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展望岩から 先、右折れで二箇所の分岐がある。どちらも自転車的には乗れそうになかったので直進を続ける。 この辺は整備していない頃はとんでもない藪だっただろうと思う。 |
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共同受信施設 | 水利施設の分岐 |
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突如明るい箇所に出た。テレビの受信施設がある。この『J』から水利施設のある『K』までが まっすぐの、しかも傾斜角度がそこそこの超おもしろい下りだ。オーバースピードだと危険なので ゆっくりと降りる。 水利施設から二股になっているのでどちらに下ろうかと思い白い矢印ルートに行ったがこれは駄目だった。 乗れないどころか激斜面でずるずると自転車を引きずりながら降りる。 道路に出てから畑地の中の自然歩道で駐車場へ戻る。15時。 駐車場で自転車をバラしていると上からマウンテンに乗った青年が降りてきた。ジーンズにスニーカー、ノーヘル だったので本格的なバイカーではないようだ。あっという間に通り過ぎたので会話は出来なかったが マウンテンに乗ってるならシングルトラックを走らないと! 青年よ、書を捨て、シングルを走れ!
今回の志方城山の地図は
こちら(約200k)
でごらんください。 |