はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1 『篠山』を参照していただくようお願いいたします。 2015. 2. 8. 日曜日 曇り 気温 寒い
中尾の峰には15年前にMTBで登ったことがあるのだが、 今回はちょっと調べたい箇所があって歩きで登ってみることに。とりあえずコースは15年前と同じ龍蔵寺から谷を辿ることにする。 当然だが記憶はほとんど無い。したがって15年間の変化はわからないかも・・・。 龍蔵寺の駐車場には私の車だけ。8時50分スタート。 |
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龍蔵寺からスタート | 愛宕堂はパスする |
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本堂に行ってみると中には灯りがともりなにやら声がする。朝のお勤めかな? この本堂の正面には愛宕堂への登り口がある(地形図に書かれている点線はまちがい)。 愛宕堂へも寄りたかったが天気予報は雨で確かに今にも降りそうなので愛宕堂はパス。 |
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谷沿いの林道を行く | 地図の『B』地点 |
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林道の終点からは山道となる。『愛宕山 南ルート』と書かれた木片が道ばたにあった。 見ると東方向に道がある。これも愛宕山へのルートらしいが15年前にも あったかどうか記憶には無い。
現在歩いているのは谷の右側(進行方向に対して)だが、15年前は左側だったような・・・?
記憶違いかと思いつつ歩いていたが、ふと左下に見えたしめ縄のある古木と小さな祠に見覚えたあった。
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15年前はこの横を通った? | まもなく鞍部 |
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15年前は確かにこの古木の左側を歩いて、次に現れる砂防ダムを乗り越えた。 ダムを越えると二手に谷が分かれる。当時は踏み跡が不明瞭だった。今は 崩れたところはあるものの正解である左の谷へ導いてくれている。 |
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水が湧き出ている | 広い鞍部を直進 |
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というような感じで15年前のことを思い出しながら龍蔵寺川を遡っていくと目の前に 鞍部が迫っていた。
武庫川の源流にふさわしく足下の洞(うろ)から水が湧き出ていた。
昔はこの付近にトタン板に『武庫川源流』と墨書きされた看板があったのだが
今でもどこかに転がっているのだろうか?
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15年前はこのだだっぴろい鞍部からダイレクトに中尾の峰に斜面をよじ登った(MTBを担いで)。 今回はもうちょっと楽ちんなルートで中尾の峰に登ってみる。 それは母子側にできた送電線巡視路だ。簡易舗装のダブルトラックなのが残念だが(理想はなんと言っても シングルトラック)楽に登れるのはまちがいない。 |
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向こうに見えるは中尾の峰 | 地図の『E』地点に到着 |
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『E』地点には10時15分。今回のキモは実はここから北に下る尾根を歩いてみようというなのだ。 私の長年培ってきた山カン(まさしく山で培ったカン)ではここに道があるはず。 その前に15年ぶりに中尾の峰に行ってみる。 |
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『E』地点はこんな感じ |
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この辺は昔どおりのMTB天国だあ | 母子大池が見えるで |
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中尾の峰に登ったことのある人なら知っているが、ここの尾根は切り開きがあって歩くのはもちろん MTBでも快適なのです。15年前もここは乗れ乗れでした。そして、なんのためにあるのか 鉄のポール(高さ150cmほど)が間隔を空けて延々と立っているのです。 そのポールも長い年月のために腐って倒れているものもあった。 |
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中尾の峰山頂 | 『E』に戻って下山開始 |
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中尾の峰には10時30分。三等三角点、点名『城南村』、標高658.9m。樹間から愛宕山などが見える。 谷を歩いているときは汗をかくぐらいだったが、ここは風も冷たくてみるみる体温が奪われていくのがわかる。 さっさと戻ろうと思うのだが、鞍部からここまで続いていた切り開きが三角点を通過してどこまであるのか 確かめてみたがすぐ先で終わっていた。いったい何のための切り開きなのか今回も不明。
鞍部『E』から下り始める。北斜面なので雪が残っていてむちゃくちゃ滑る。予想通り 道はあるものの倒木などでふさがっている。このままだと谷に導かれそうになるので尾根に這い上がる とそこにはきれいな道があった。しかも鉄のポールもある。 |
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煉瓦と | 手あぶり? |
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ポールに導かれて降り立った平地『G』はなにやら意味ありげな場所だった。全体をくまなく探索した わけではないが、ふと足下を見ると煉瓦が転がっている。周囲には一升瓶、そして手あぶり?のような 陶器もある。ちょっと窪んでいるが広い平地が広がっていた。なにか小屋のよう建造物が あったのかもしれない。
ここから555の標高点方向に行きたかったのだがちょっと藪っぽく道らしいものが無い
(強引に突破すれば道も現れたかも・・・)。
周辺を探してみると思うのとは反対の方向に道があった。こうなったら仕方ないので
そちらへ向かってみる。
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あきらかに道だ | なんのための道? |
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ここまでもそうだが、この先もマーキングなどは一切無く、ハイカーのまったく立ち入らないエリア だということがわかる。ここを利用していた地元の人も今は立ち入らないためか、せっかく良い道なのに 倒木などで利用できない状態になっている。これが利用できたらMTBにとっては 高速ボブスレーコースなんだがなあ・・・。 |
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どんどん降りていく | 里に降り立ちました |
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12時05分、真南条中に降り立つ。このまま県道に出て東に回り込めば龍蔵寺に帰れるのだがちょっと神社に寄り道。
ここの祭神は伊弉冉と伊弉諾の二神です。本来は二尊神社と言うべきだが二村となったようだ。 もとは古市見内にあって真南条を含む周辺の村々が合同でお祀りしていたのだが 真南条村の名主が御神像を奪い取って(いろんな遺恨が原因で)ここに祀ったというおもしろい いわれがある。 MTBに適した道を探したかったのだがちょっと残念な結果に終わってしまったようだ (倒木などが無ければすごく乗れるけど・・・)。村の中の道(旧街道)をのんびり歩いて 龍蔵寺には12時45分着。
今回の中尾の峰の地図は
こちら(約100k)
でごらんください。 |