山形仙

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『楢』を参照していただくようお願いいたします。

2014. 8.14.  木曜日  小雨  気温  むし暑い

せっかくのお盆休みなのに全体を通して天気が悪い。前半はお墓参りなどがあったので、中盤であるこの日に 照準を合わせて前日にMTBを車に積み込んどく。朝起きて天気予報を調べると予想通り悪かったが、午前中なら なんとかなりそうだ。こちらより西の方が若干マシなので岡山へ向かう。

岡山に行くならこの山にしようと考えていた。声ヶ乢から登ってピストンで下るショートコースだが 等高線からしてほとんど乗れそうだからだ。夏場の暑い時にロングは無理なのでちょうど良い感じ。

声ヶ乢の登山口。北側から撮す

声ヶ乢には8時40分着。ここは広戸仙への登山口でもある。先客が一台止まっていたがどちらに 登ったのかは不明。普通は広戸へ登るから山形仙でかち合うことはまずないでしょう。 準備を始めようかと思ったら雨が・・・!!

なんというタイミングの悪さ。MTBを準備しようかやめようかと思案していると、もう一台 車がやっていて駐車場に止まる。車内の人は車から出ずに小雨を見つめて、また駐車場から出て行った。 う〜ん、それが正しい選択かも。

登山口付近の傾斜こりゃ遊歩道だね

まあ、これぐらいの雨ならどうせ汗でびしょびしょになるだろうし、せっかくここまで 来たのだからと準備を進める。9時スタート。最初にあるジグザグのゆるい傾斜部分にだけ 階段があるがこれは下りでは乗れる感じ。その後現れる道は砕石が敷き詰められた遊歩道状態だ。
ガスで何も見えない吹上の丘

途中で左に細い枝道があった。どこへ続くのかなあと思いながら正面の道を上り詰めると 東屋に到着。ありゃ?ここは『吹上の丘』か。ということはさっきの分岐が 山形仙への登山道だったようだ。ガスで展望のないここを離れる。
変化の無い一本道

分岐からは細くて山道らしくなる。登りでも乗れる箇所もあれば、きつくて担がないとだめな所もある。 きつい斜面は帰りに乗れそうか路面を確認したり、振り返って傾斜の状態を見たりしながらゆっくり登る。 ガスで音が吸収されるのか、聞こえるのは自分の熊鈴と荒い息づかいだけ。
山形仙頂上??

山形仙頂上の看板のあるピークには9時55分。小雨のためか、汗のせいか、全身びしょびしょ。 写真を撮ったり、水分を補給したりしていると津山のNさんから携帯が入る。FBにリアルタイムに 投稿していたので登り口まで駆けつけてくれているようだ。下山するのを待っているとのこと。

看板には三角点ピークである791.1mの標高が書かれているが周辺に三角点は無い。 地形図とGPSを取り出すと三角点ピークはもうちょっと奥だった。ということは ここは山頂では無いってこと?すぐ近くなので三角点へ行ってみる。

ずいぶんと高い反射板三等三角点『能田』

途中に倒木があったのでMTBを置いていく。そこには三等三角点と金網に囲まれてある とても高い反射板があった。帰宅後調べてみるとここの標高は790.89mとなっている。 20cmほど縮んだのか?

そんなことより驚いたのはこの三角点ピークは砦跡だった。きれいな曲輪跡が残っていて、その上に反射板が 設置されているのだ。下山後Nさんに聞くと縦走路途中にある782mが本丸ということで、 黒姫城というそうだ。

あまりのスピードに残像が・・・(^_^;)気持ちいいねえ

今回はピストンだったが、Nさんが言うには黒姫城趾から堀坂へ続く縦走路のほうが MTB的には楽しいということらしい。

Nさんが待っているので早く降りなければならないが、写真やら動画を撮りながらなので なかなか前に進めない。10時12分に下山を開始して37分に登山口へ到着。 階段部分も問題なく下れた。写真を撮らなければ山頂から10分少々で降りられると思う。

Nさんの待つ登山口に降り立つガスが無ければ矢印に反射板が見える

足下はドロドロ、全身汗と雨でぐっしょり。ヤブ山歩きでも同様に汚くなるが、MTBも 同じくで、とても昨今はやりのおしゃれな登山とはかけ離れているのが悲しい。

Nさんに会うのは2年ぶりぐらいかな?岡山、特に津山周辺の山々の詳しさは右に出る者なし。 時間もあるのでこの後、黒尾峠を案内してもらうことになった。 そのお話はまた別の項で・・・。

今回のルートです


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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