小金ヶ嶽(仙ヶ洞探索)

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『村雲』を参照していただくようお願いいたします。

2011. 5. 3.  火曜日  晴れ  気温 ふつう

三嶽、小金ヶ嶽の登り口であるオオタワにはこんなイラスト地図がある(ささみ四十八滝の 登り口にも似た地図がある)のをご存じだろうか。それにはいくつかの謎めいたポイントが記載されているのだ。 そういうのが気になってしかたないのだが、そう思うのは私だけなのだろうか? 他のハイカーの人たちは不思議ともなんとも思わないのだろうか? 念のためにWEBなどを見てもどこにもレポートは無い。 そこで岩門 は2008年に、聖窟 はその翌年に探し出した。
オオタワにあるイラスト地図

あと気になるのは『仙ヶ洞』だ。GWのちょっとした空き時間にでも探してみるかぁ〜と のんびり構えていると、北摂の落ち武者こと新川氏から電話があった。 「オオタワの近くにある『仙ヶ洞』って行ったことある?」と、いきなり切り出す。ギクっ!このおっさんも同じことを 考えているのか!というか、私と同じような思考回路をしているのだ。このおやじは!!

とりあえず、どちらかヒマな方が探し出して連絡しあうということにしましょと電話を切る。 そう油断させておいて、私が先行して探すことにする。(^_^;)

たぶんここでしょう細いけど道がある

とりあえず参考になるのは上記のイラスト地図のみ。ここだろうと思われる谷に入る。 道なんかあるはず無いと思っていたら、な、なんと小径がある!ということは『仙ヶ洞』の 存在の可能性は大だ。
滝というか・・・とりあえず行き止まり

左手に大岩が出現。その周囲、および頭頂部にも穴らしきものは無い。 その先、正面にも大岩がたちはだかり小径も消失となる。 小径が無くなるのだからこの周辺かと思い、探して見るも無い。この先 行くとしたら、正面のやぶっぽい小滝を登るか、大岩を巻くように左手の斜面を登るか、 あるいは小滝の右手の大岩を巻くように登るかのいずれかになる。

滝には踏み跡もないし、なんとなくではあるが、左手の斜面を巻きつつ登ってみる。 もちろん激斜面なので、木々を掴みながら登ることになる。さきほどの小滝の上に出られれば良いのだが・・・。

ちょっと上に出過ぎたようだ。岩の上から先ほどの小滝のある所を見てみると ちょっとしたゴルジュのようだ(というほどのものでは無いが)。 なんとなくそちらの方が正解かなあ・・・と思ってみても後戻りする気はもうない。

とりあえずこの斜面をよじ登ってみる。仙ヶ洞はあきらめるとして、うまくいけば小金ヶ嶽への登山道と合流するかも。 と、あきらめ気分で登っていくと、正面になんだか洞窟とまでは言えないが、岩にくぼみがある それらしい箇所に飛び出た。 イラスト地図よりははるかに上部にあるが、あの地図自体ええかげんなものだし。 とりあえずキープする気分で写真に撮す。

これが仙ヶ洞かいなあ?

そのまま仙ヶ洞(あくまでも暫定)の左手を巻き込むようにさらに登る。小金ヶ嶽の登山道を知っている人なら、 あの切り立つような岩場をから登山道に合流出来るのだろうかと思うところだが、 出てきた所は植林から階段に登る手前のゆるやかなポイントだった。 ここから階段を上り詰めると例の岩尾根となるのだった。
黄砂がひどくて展望はいまいち蔵王堂のあった小金の頂上

小金の山頂ではなく、途中にある展望の岩場に腰掛けて昼食とする。 山頂よりこの辺りの方が開放感があって気持ちよい。 今日は黄砂がひどくて展望は良くないにもかかわらず数人のハイカーがいた。 食後、一登りで小金の頂上に立つ。 そのまま休憩をするでもなく福泉寺への道を下る。
展望の岩場もある。むこうのピークが福泉寺跡

この登山道は初めてだ。途中には展望の岩場(昔は行場?)もあり、楽しく下れる。 空気が澄んでいれば岩場からの展望も最高だろう。
小金と福泉寺跡との鞍部道路に出た

そのまま下りきると小金と福泉寺跡との中間にある鞍部に到着。福泉寺跡にも 行ってみようかと思ったが、仙ヶ洞を見つけられなかったこともあって気分が乗らず。 そこから東へ下れば駐車ポイントなのでそちらへ下る。まっすぐでなく逆戻りするように道がある (写真の白矢印)。

その後は明確な道なので迷うことなく駐車ポイントへ。 その夜、新川氏に「正解かどうかわからんので、終点の滝から先を探してみて〜」と 悔しい報告をする。はたしてあそこが正しかったのか、あるいは本当の仙ヶ洞が他にあるのか・・・。

今回の小金ヶ嶽(仙ヶ洞探索)の地図はありませ〜ん。


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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