赤谷山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『戸倉峠』を参照していただくようお願いいたします。

2011.11.13.  日曜日  曇り  気温 ふつう

OAPさんが主催する赤谷山紅葉オフ。本来なら先週に開催のはずだったが天気がおもわしくなく中止となり 本日になりました。紅葉の最盛期は過ぎたと思えるのだったが、今回の楽しみは私の隠し子の 山デビューがあるのです。
いつもの場所(旧戸倉隧道前)がスタート地点

旧29号線の戸倉隧道前に駐車する。昔はなんの迷いもなくこの隧道を利用して 鳥取まで何度もドライブしたのだが、今は土盛りの向こうに隧道入り口が隠れていて 昔の面影はない。「あんな狭い隧道を大型車がよくまあすれ違ったもんや」と誰かの声。
峠の直前にある登山口

隠し子、かいり君はそんなことは知るはずもなく、年寄りどもの戯言を聞き流して歩いている。 山デビューと言っても六甲辺りは歩いたことがあるらしい。六甲しか知らないからか、階段が無いことを驚いている。 「階段があるなんて山とちゃうで!」と私。赤谷は数年前までは容易に人を寄せ付けないヤブ山だったんだよ。
紅葉は終わって、ブナも落葉している

同行の矢問さんが木の説明やら熊の爪痕などのレクチャーをしてくれている。 年寄りたちはブナを見るとうれしがっているが、彼はなにが良いのかと首をかしげている。 この尾根が鳥取と兵庫の県境でもあり分水嶺だという説明もしたが、小学校6年には 難しかったかなあ。
広い山頂も大勢のハイカーでいっぱい

本来なら大展望の山頂なのだが、今日は曇天で遠望は良くなかった。大勢のハイカーがいたが、 その中に若桜の『山ボーイ』さんがいた。我々が今日やってくるのを知って 待ち受けてくれていたのだ。戸倉峠へピストンで帰るというので、送りますからと、我々と一緒に別ルートで 下山することに。
戸倉スキー場へは下山せず、県境尾根の続きに入る

下山路はOAPさんが開拓したルートを行く。切り開きをそのまま下れば戸倉スキー場の 最上部に出るのだが、道標のある所に笹の切り開きがあった。これは昔はなかった。 切り取られた笹の切り株が槍ぶすまのようで危ない。

途中に県境尾根との分岐があるが、なにも考えずにまっすぐ歩けば下山コースである1162ピークのある 尾根に乗ることが出来る。1162の先には新設の四等三角点(金属標)がある。

標高1140.2m、点名『清木』赤谷山ピークを振り返る

三角点を過ぎてさらに高度を下げていく。「この先にええところがあるから休憩や」とOAPさん。 そこは952ピークで雑木が周囲を囲っている。 登りではまったく紅葉が終わっていたのに、この辺はまだ色づいた木が残っていた。 水分と山ボーイさんから頂いた甘い物で一息つく。
952を過ぎて・・・落ち葉カサカサ

しばらくは気持ちの良い雑木の林が続くのだが、その先からは激下りの斜面が連続する。 かいりは喜んで下っているが、作畑ガールへっぴり腰で前に進まないので、我々三人はみんなからみるみる遅れていく。
激下り斜面となる

こんな所でも炭焼き窯跡があったりして、地面には陶器の湯飲みの欠片が落ちている。 やがて29号線の兵坂トンネルが見えてきた。あの手前にある『ドライブイン みやなか』(今は 営業していない)に車をデポしているのだった。
29号線が見えてきたおつかれさま〜

10時に登り初めて下山完了は15時過ぎ。ほどよい時間とルート設定で 初めての本格的山デビューのかいり君も「おもしろかった」と満足げ。 基本的に山登りは年寄りの遊びなので子供には理解出来にくいと思うが また登りたいから連れてってと言ってくるのがたのしみだ。

今回の赤谷山の地図は こちら(約260k) でごらんください。


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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