千丈寺山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『藍本』を参照していただくようお願いいたします。

2010. 5. 9.  日曜日  晴れ  気温ふつう
私的には遠くの山でMTBをしたかったのだが、M氏は前日に遊びすぎて疲れが溜まったのか、 近場の三田千丈寺山に行きたいという。M氏は過去、MTBで南の北浦天満宮から登ったものの あまり乗れなかった記憶しか残っていないという。私は10年前に北から天満宮へ歩きで歩いている。 これまた記憶はほとんど残っていないが、北から南のルートなら乗れるはず。

千丈寺湖御旅橋の北にある駐車場に車を止めてスタートする。登る所は別途地図にある『B』の無名峠だ。 ほんとうはこの駐車場から真北にある上青野からでも同じ峠に行けるのだが、ぐるーっと東に回り込んで 乙原から登ろうということになった。ここは10年前と同じコースなので、まあいいかと納得。 10時15分スタート。

県道から千丈寺山を見るここを左折するのだ

のんびりと春の風を受けながら舗装路を行く。「Mさん、ここは左やで」まったく地図を見ないM氏を後ろから 誘導して細い舗装路に入る。別荘地を過ぎると見覚えのある分岐となる。 そこをのぞき込むと『千丈寺山』のプレートもあった。ここに間違いない。 M氏は現在地もよくわかってない風だ。10時45分。

峠へ向かう谷の林道に入る。が、10年前とまったく記憶が違っていた。 すごく感じの良い雑木の林が広がっているという記憶だったのに、 薄暗く藪っぽい感じ。サカキを栽培している風で、至る所に『盗むな』の注意書きがある。 明確な踏み跡を辿ると10年前と同じく468の西の谷を登ることになる。 M氏がその谷を覗くがあんまりよくないと言うので予定通りに峠へ向かいましょう。

30万円の罰金らしいです峠へ行きましょう

北摂の落ち武者こと新川氏はこの峠へ行こうとして、何度かチャレンジしたがいつもたどり着けないと言う。 かくいう私も10年前は峠を目指したもののミスコースしたのだった。 そのあやかしの峠ははたして今回も我々を拒絶するのだろうか? が、簡単に行けた。やはりM氏のオーラのほうが強かったようだ。 11時18分。
無名峠です

峠からは激登りだ途中にある岩で休憩

地形図の等高線でわかってはいたが、峠からは激登りだ。一旦ゆるやかになって展望のある岩に到着した。 やれやれと思っていたら、それは北千丈寺山(576.9m)と呼ばれるピークまでの中間ぐらいの地点だった。 あまりのショックにちょっと休憩しようと提案。単独男性が軽やかに下ってくる。ヘロヘロの我々とは えらい違いだ。とりあえずやけくそで見えているピークに向かって登り続ける。
峯ヶ畑の電波塔跡柴田ファーム三田カントリー

登り切ったところで食事とする。11時50分。ここから三角点まではさしたるアップダウンもないし、 ここからは北向けの展望もあるし、なによりお腹がぺこぺこなのだ。 食事をしながら展望も楽しむ。見えるところはすべて歩いたり、MTBで走ったことのある場所ばかりだ。 母子を中心とする山々。三国が嶽。大野山、向山、高岳等々・・・。 別段体力があるわけでもないが、続けてきたということが今日につながっているのだろう。
北千丈寺山を通過して祠ポイントに降り立つ

食事を終えていよいよ尾根の縦走だ。北千丈寺山付近は踏み跡も細くてハンドルが通過できない。 ゆるやかなピークからちょっと下った所が記憶にもある岩の祠広場だった。 12時45分。
車座に丸太が置かれている

祠の前には丸太が車座に置かれていて、中心にはたき火の跡がある。石の祠の中には小さなお社があって 『松住大権現』とあった。黒矢印の方向には遊歩道があって乙原に降りている。 昔はここに至るための参道だったのだろうが、今は麓に 『乙原てんぐの森』という名前で整備が進んでおり階段の遊歩道で登れるようになっている。
千丈寺は一等三角点千丈山大権現

ここから千丈寺山(標識には南千丈寺山となっている)までは400m。 その途中の尾根は東方向に展望がある。立ち止まって大船山などを眺める。 一等三角点の山頂には13時。西側の真下に祠があったのでそれも見学する。 こちらは『千丈大権現』となっていた。先ほどは東に向いていた祠で、こちらは 西の青野に向かってある。ちゃんと縄張り分けができているようだ。
乗れます
展望ポイント

三角点から気持ちよく下っていくと左右に分かれた分岐がある。右に寄り道すると そこは展望ポイントだった。目の前には六甲の山々と、真下には青野ダム湖が見える。 これから下るのは右の尾根だがここから見る限り乗れそうな雰囲気はない。 「雄岡山、雌岡山ってあんな方向か」とM氏。もうちょっと空気が澄んでいれば 明石海峡大橋も見えそうだ。
乗れます

道に戻って続きを下ると、先ほどの展望ピークを巻くようにして西の尾根に乗ることができた。 テクニカルに下って平坦尾根を走り、さらに下ってからは長い平坦尾根を走る。 ノンストップ状態で写真を写すことができない。
3度目の展望岩下界が近い

何枚か写真を写したが、いつものようにどこも同じようで変化が無い。(^_^;) 最後の展望岩からはまったく乗れないのが残念だ。堰堤から神社までは距離が短いが乗れます。
堰堤と出会って神社に降り立つ

北浦天満宮には14時10分。『乙原てんぐの森』から登るのが簡単で美味しいところだけ楽しめそうだ。 我々はいつもどおりに食事やらダベリやらでのんびりだったが、普通に走れば午前中に終わるショートコースです。

今回の千丈寺山の地図は こちら(約150k) でごらんください。


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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