一山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『音水湖』を参照していただくようお願いいたします。

2010. 3.27.  土曜日  曇り  気温寒い

先週の 点名『岡』〜点名『滝谷』 に引き続いて、今回も阿舎利集落の山に登ることにする。 宍粟の中でも大展望の誉れが高い一山だ。TQFさんと登る予定だったのだが、娘さんのゆりこちゃんも来ると言う。 初めて一緒に山に登ったときは小学校5年生だったのに、 今年の春から信州の大学生というのだから年月の早さに驚く。

山崎を通過するのでOAPさんちに立ち寄る。OAPさんは怪我の療養のためにまだ山には登れないので、 我々だけ登るのは申し訳ないなあと思っていると、本人はしっかりと山装備で玄関に出てきている。 自分的にはもう大丈夫と言うことだし、ゆりこちゃん用に簡単なコースなので リハビリには良いかもしれないと自己診断。

先週と同じ駐車場所未舗装の林道を登る

先週とまったく同じ場所に駐車する。そこは阿舎利集落への舗装路と一山方向に上っている 林道との分岐部分だ。9時50分スタート。 私の計画ではこの林道を上り詰めて終点からソマ道を探して939と一山の鞍部へ出る。 そこは以前もMTBで登ったことのあるミズナラの林で、そこから気持ちよく 山頂へというという腹づもり。
林道から見る一山
花でも無いかと横手の林床を見る振り返ると藤無山

林道から一山は姿もすばらしいのだが、雪が残っているようで斜面が急だと登りが辛そうだ。 後ろを振り返ると先週歩いた点名『岡』〜点名『滝谷』の雑木稜線がなつかしい。 歩いている林道の横手には雑木の林が広がっていて、チロチロと水の流れもある。 花でもないかとのぞき込んでみる。
林道の終点引き返して分岐を行く

林道には地図にない分岐があった。それを無視して終点まで歩いてみる。そこからはぷっつりと道がとぎれていた。 単独ならその辺からでも無理矢理よじ登るのだが・・・、それではリハビリにならないので、このコースは きっぱりとあきらめて、先ほどの分岐に 引き返す。この支線がどこに行くのかはわからないがとりあえず行ってみよう。 支線は植林の中にあるので展望も無く、緩やかに上昇しつつ山腹を巻いていった。
林道支線の終点から雪の植林帯を登る

支線はいきなり終点となる。そこは一山の東の山腹で等高線の一番緩やかな部分だ。 そこから雪の植林帯へ入る。雪が無ければひょっとしてソマ道ぐらいは 発見できたのかもしれないが、とりあえず上に向かえばどこを歩いても最後は頂上だ。 三組とも勝手気ままに登っているので、途中で声を掛け合って居場所を確認しながら 最後は暗闇から飛び出るようにして頂上に立つ。 結局OAPさんが一番元気で常に先頭でガシガシと登っていたのが印象的だった。 11時50分頂上。OAPさんの一声が「やっぱり山はええなあ!」
後ろの植林帯から頂上に飛び出た
展望

頂上には数センチの積雪がある。肉眼では展望があるのだが、カメラ的には あまり良くない。それでも雪のある展望写真という名目で写してみる。 ちょっと風が冷たいのでアセビの陰で食事をする。大江山から下山途中の矢問さんと 無線もつながりOAPさんの元気ぶりが伝わる。12時40分下山開始。
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風を避けて食事ゆりこちゃんの思い出に記念撮影
下山開始阿舎利集落からの林道終点に降りる

下山コースは阿舎利集落からある50山コースを利用する。 雪で足下が滑りやすくて注意が必要。雪で登山道が埋まっているのだが 獣の足跡でそこだとわかる。やがて林道終点の転回地(現在は車の 進入禁止となっている)が見えれば下山路行程の半分終了。
暗い植林地を抜けて川を渡る

ここからは宍粟50山で設定された新しいルートで下る。 昔は林道を利用するしかなかったが険しくてもやっぱり山道のほうが楽しい。 川に降りたってそれを渡る。TQFさんが言うにはこの川の右岸にあるソマ道を登った 記憶があるらしいが、今回は左岸のソマ道を下る。
めちゃ良い感じ別荘ログハウスの敷地に降りる

下るはずなのに谷からどんどん離れて標高を保ったままソマ道はある。 やがて雑木のエリアに入り、そこからジグザグに下りきると苔の屋根の ログハウスの敷地内に出た。こんな所に別荘があったら山に登り放題と思うのだが あまり利用されていないようで荒れていた。13時40分。
Kさんちでお茶をごちそうになる神秘的すらある青座禅
わさびの花カタクリはつぼみ

阿舎利の集落では唯一の地元の方といえるKさんちに立ち寄る。 先週登ったピークに山名があるのかどうか聞きたかったからだ。 残念ながらそれは無いということだったが、お茶をごちそうになって一息つくことができた。 あとはゆるゆると舗装路を歩いて帰った。14時50分駐車ポイント。

今回の一山の地図は こちら(約100k) でごらんください。


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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