日名倉山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『千種』を参照していただくようお願いいたします。

2010. 8. 7.  土曜日  晴れ  気温暑い

TQFさんが黒部五郎へ行くというので無線での交信を試みることにする。 簡単に登れて標高が1000mを越える山ということで、11年ぶりとなる日名倉山を選ぶ。 しかし歩きだけでは簡単過ぎる山なのでMTBも担ぐことにする。 志引峠から岡山側にちょっと下るとベルピール公園への分岐となる。 ベルピールへ入ると左手に広場がある。ビジターセンター跡ということで石碑以外はなにもない。 ここに駐車して9時25分スタート。
山牢跡の石碑舗装路から作業道へ

20mも行かないうちに左手に作業道がある。『日名倉山登山口』と書かれた看板があるので それに従う。路面は荒れていて傾斜も急なので押しになる。
たたら製鉄の鉱滓○が正しかった

重機で作られた作業道を行く。ふと地面を見ると宍粟では見慣れた鉱滓が転がっていた。 こんな所でもたたら製鉄がされていたということだ。作業道の途中に分岐があった。 どうみても○コースのほうが正しいようにみえたがなんの標識もないので 行けるところまで行ってしまえ、と×コースを進む。

ここで無線の部品を車に忘れたことに気が付く。時間に余裕はあるので取りに帰る。 年をとるとこういうことが頻繁に起こるのだろうと思う。何度も往復して山には登れなかったりして・・・。 結局、作業道の終点まで来たがそこから登山道はなかった。9時55分。やはり先ほどの分岐が正解だったのだ。 左上を見上げると尾根があるのであそこが登山道のはず。気を取り直して斜面をよじ登って登山道と合流。

登山道に出たうっとおしい箇所もある

丸太の階段があるがずいぶんと古くて腐りかけている。ベルピール公園は有料だったのだが、 現在は無料なので維持管理はもうできないのかもしれない。 白いネットが現れる頃、後ろを振り返ると後山の姿を見ることができる。 山頂の手前にある谷には奥の院があるはずだが目視で確認はできなかった。

一部うっとおしい箇所もあって通過に手こずる。しかも途中から羽虫がまとわりついてイラッと させられる。熱中症にならないよう水分補給を何度もする。行く手に空が見えて周囲が草地になると ベルピールからの登山道と合流して左に折れるとそこが頂上だった。

山頂

10時45分、1047.4m、一等三角点。小さな祠があるが、兵庫側にある日名倉神社の奥の院だと思う。 この頂上より東へ下れば二の丸、一の丸を経て奥海越という峠に至る。純粋にMTBを楽しみたければここを 下るのが最高のコースだ。しかし、この日名倉は一の丸から順番に数字が上がり、頂上が三の丸というのも 他の山とは逆な感じである。
涼しいベンチで食事笛石方面を見る

祠の裏手は一段低い平坦地になっていて数基のベンチが設置されている。 ここは木陰なので涼しく休憩ができる。そろそろ無線の時間なのでアンテナを組み立てて呼びかけてみるが 応答無し。何度か試みるが駄目だった。

すぐ近くの赤谷山にOAPさんが登っているので呼びかけるとまもなく頂上だという。 OAPさんとの交信で私のアンテナの調子が悪いことが判明する。ということは信州との交信は 絶望的だということ。その後、赤谷のOAPさんはTQFさんとの交信に成功する。 私は指をくわえてその交信を聞くのみ(TQFさんの声はまったく聞こえず)。

下山開始気持ちよく乗れる所もある
鐘付き堂が見えてきた到着

12時20分下山開始。今日は散髪の予約をしていたので長居はできないのです。 従って下山も簡単なベルピールコースへ下る。何度もつづら折れがあり階段が邪魔で乗りにくい所もある。 凱旋門のような鐘付き堂の前にある芝生斜面を気持ちよく下ってドアの前に着く。 12時35分。
鳴らすとめちゃうるさい!

当然だが登ってみる。ドアを開けるとシャンデリアのつり下がっている吹き抜けを登っていく。 二つの西洋鐘があって、一つは『ド』もう一つは『ソ』いう音階になっているそうだ。 鳴らそうとしてみるが振り幅が大きくてうまく鳴らせない。単独男性がいたので 「カメラに写すから鳴らしてみてよ」と頼む。 男二人で愛の鐘を付いているというのもおかしな感じだ。 遠く後山とか駒の尾とかでこの鐘の音を聞いたことはあるが、 すぐそばで聞くとうるさいだけだった。やはり日本の梵鐘のほうが心地よい。

ここから駐車ポイントまでは舗装路もあるが、その左手には遊歩道もある。 ちょっとのぞき込んでみたが乗れそうな雰囲気がなかったので舗装路を下る。 自分の車が見えるころ。もう一カ所遊歩道の入り口があったので そこからはそれを下ってみるとビジターセンター跡に出た。 12時55分。散髪の予約時間にも間に合いました。

今回の日名倉山の地図は メジャーコースのためにありません


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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