飯盛山(平荘湖周回)

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『加古川』を参照していただくようお願いいたします。

2010. 1. 2.  土曜日  晴れ  気温ふつう
毎年無線のQSOパーティーが2日と3日に行われる。これは無線局同士の新年の 挨拶のようなものだ。いつだったかは寒い西光寺山の山頂で集まったのだが、 今年は寒波という予報もあったので南の暖かい(しかも無線のロケーションが ある程度良くなければならない)山を探すことになった。 どういうわけか私にその任がきたので、簡単にここにすることに。

集合場所のウエルネスが正月で閉まっていたので平荘湖周回道路の途中にある駐車場で 待つことに。これも無線をしているからこそ簡単に出来るのだ(携帯でもできるけどね・・・)。 集まったのはOAPさん、TQFさん、MXFさん、MHFさん、さっちゃん、he8roさん、 そして私IXW。まずは黒岩山に登るべく『天下原の毘沙門さん』へ立ち寄る。

ここのことは過去のレポートに詳しく書かれていますので 丸ごと引用しますと・・・。

奉納された額にこうある。『いまの天下原は天平勝宝六年二月天人が天から下ってきて羽衣を かけたのでこの地を天下原と名付けられたといいます』日本各地にある羽衣伝説がここにもあったんですね。 それにしても天平勝宝六年というと西暦754年、奈良の大仏開眼から2年後のこと、 しかも二月とはえらい具体的でほんまかいなと思う。

『天が原 ふりさけ見れば くらま山 ふもと野々原 下りし天人』 『福神の びしゃ門天王 おすがたが くらまの山の 岩にまつれり 』 なかなかの傑作もありました。 (奉納の額にあった『くらま山』と違い、加古川市の文化財地図には『黒岩山』となっています)

信心深いのではなく、中にある御神酒を見ている飲んべえ達

思い出したのは京都の鞍馬寺の本尊も毘沙門だったことだ。そこでここが鞍馬山と呼ばれていたのかもしれない。 また、拝殿幕にはムカデの絵が描かれている。これは毘沙門の眷属がムカデだからです。 たまたまやってきた地元の人に、中にある毘沙門の磨崖仏のことを訊ねたがその人も見たことがないということだった。 みなも特に興味もなさそうなので白矢印の方向から登る。頂上への岩の斜面は夕日を見るのに好適地。 反対に頂上から平荘湖へ下る所は日の出を見るポイントになっている。
ここを登れば黒岩山。ここは夕日がきれいなポイントです

わざわざ黒岩山に登ったのはここから見る平荘湖の眺めがすばらしいからです。 しかし、みなさんおしゃべりに夢中でいつのまにか道路に降りているというかんじ。
古墳の尾根を通過して升田山へ

ダム湖周回路から『升田山』の標識に見つけてそこから登る。うっかり私だけミスコースをして ヤブに入り込んでしまった。尾根には細いシングルトラックがあってMTB的にはおもしろそうだ。 古墳跡もたくさんあるのだがみんな無関心・・・。三角点のある岩ピーク手前からは 今まで歩いたルートがよく見える。はるか向こうの高御位山もきれいだ。
升田山からダム湖周回路へ下りる

山頂には神話の痕跡などもあるのだがあっさりと素通り。
足場の岩を蹴って下の人から怒られるMXFさん

採石場跡の真上を通過する。展望もさることながら足元の切れ落ちがなんとも 怖い。しかし、MXFさんはガンガンと自分の立っている岩を蹴り飛ばしている。 実はこの採石場跡には民家があって本来は静かに通過すべしなのだが、上の騒ぎを 下の人がそれを見つけて「岩が落ちるぞ〜!」と怒っている。

ダム湖の周回路に降り立った。飯盛山に登る前にまだまだ寄り道ルートがあるのだが、 「腹が減った、酒飲みたい、無線したい」の声に負けて、それらはパスして飯盛山へ 登ることにする。

後ろを歩くMXFさんは白矢印へ行ってしまう

なるほど、お腹が減って足が上がらなくなってきた。飯盛への登りがこんなにしんどいと 感じたことは今まで無かった。無線をしながら登ってくるMXFさんは我々よりはるかに 後ろを歩いている。そしてミスコースしているようなので無線で修正を促す。
食事も済ませて下山しましょか

山頂のちょっと下にある岩場が展望も良いし、北西の風避け場所にもなっている。 ここで食事と無線なのだが、やはり大勢だと無線に集中するというのはむずかしい。 適当にうだうだ話で時間を過ごすことになる。
相ノ山コースで下る

相ノ山コースも展望のコースです。岩はグリップが良いので 下りでも滑るということがありません。眼下には駐車場も見えていて、 そちらへダイレクトに下っていきます。そんなこんなで9時半スタートで 14時過ぎに下山しました。新年の初歩きにはちょうど良い感じではなかったでしょうか。

今回の地図はありません。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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