赤穂、稲荷山付近

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『備前三石』、『相生』を参照していただくようお願いいたします。

2010. 2. 6.  土曜日  晴れ  気温寒い
久しぶりにM氏とMTBしようということになった。北に行くと雪だと思われるので 瀬戸内沿岸のコースを考えていた。どこか良い所がないかと 前の晩にPCで検索をしてみると、私とリンクしている TAJI&HMの兵庫の山めぐり にこの近くの山のレポートがあった。『稲荷山』、『真殿山』というレポートがよさげだが 同じコースではなく、登りが楽で、下りが楽しいコースを考える。

当日は予想通りに寒い朝で、たぬきさんの生息地である氷上では雪が積もっているという。 はやり赤穂で正解のようだ。M氏と合流して赤穂へ向かう。 今日のコースは短いので早く下山して『かきおこ(カキ満載のお好み焼き)』を 昼食にしようと提案すると自称グルメのM氏はあろう事かカキが嫌いだというのでいつものように 弁当を買うことに・・・。(^_^;)

ため池の横にあるスペース舗装路の上から駐車ポイントを見る

駐車場所を探しながら走っていたがここが一番無難そうだった。湯ノ内(たぶん黒鉄山の登山口が 近くにあるはず)の団地の奥にあるため池の横手に駐車する。10時ジャスト。 地形図を見ると、ここから舗装路を上っていくと峠手前のコーナーに点線のルートがある。 そこから山の中に入って稜線まで行くとなんとかなるだろうといういつも通りのいい加減な計画です。
点線ルートの入り口ガレガレで押しの一手

点線ルートの入り口に到着。細いシングルトラックを想像していたのだが、実際は廃林道の様子だった。 入り口にはコンクリートのちょっとしたフェンスがあって車両の進入を拒んでいるようだったが、 オフロードバイクのタイヤ痕がある。ガレがきつくて乗ることはできずにずーーーと押していく。 押すだけでも汗びっしょりで心臓はバクバクだ。
広大な赤土の平坦地に出た。予定ルートは黒矢印

林道入り口から10分を越えた頃道は平坦になり、その奥には広大な赤土が広がっていた。 オフロードバイクがあのガレを登ってくる理由がここにあったのだ。 まるでレース場のようなコースができあがっている。どこかで見たような風景だと記憶を探ったら、 北神戸にあるナダレ尾山の北にある赤土の広場と似ている。あちらもオフロードバイクの 集まる場所だった。
むこうに見える二コブのピークは水晶山

周辺を走り回ってみるがいろんな道があるようだ。ちなみに広場の左奥にある道を少し下ってみる。 このまま谷に下るように思われたが、後で調べてみるとこの広場の奥に見えている水晶山の 方へ続いているようだった。予定のコースに続く道は正面の赤土ピークの 右奥にあった。が、ここでアクシデント発生。
M氏のMTBがぁぁ!!それでも乗るのだ

ここんとこ毎度お騒がせのM氏が今回も笑える?アクシデントを起こしてくれた。 去年の11月の夏栗山ではディレイラーを粉砕。12月の高岳では自分の肋骨を粉砕。 そして今日はフロントタイヤのリムが割れてしまっているのだ。 MTBに乗る人ならわかるが、ブレーキシューがリムをどんどんとすり減らすので 長年乗っているとこういうことになる(普通はその前に交換するんですけどね)。 とりあえずこのままでは乗れないので前ブレーキを解放してリアブレーキだけで走行することに。
第二広場の奥に続く道第二広場のピークに立つM氏

赤土広場からさらに東へ進む。とにかく枝道が多いのだが、それらをすべて走るわけには いかないので正しいと思われる道を前進するのみ。 すると再度赤土の広場に出た。11時15分。ここを仮に第二広場と言うことに。 そこからはこれから向かうべき尾根と道が目の前にあって安堵する。 ここで展望を楽しんでいるとエンジン音が聞こえてきて、やがて一人のライダーが やってきた。無愛想な兄ちゃんで、にっこりとほほえんでいる我々を無視してUターンする。 ちなみに運転は下手くそだった。

細い尾根道を快適に走っているといきなり終点になる。右斜面を見ると道はさらに続いている。 しかしそれはシダに埋もれていて、斜面の具合からいっても歩きでしか無理だろう。 我々は簡単にMTBを担げるので鼻歌で進んでいけます。

見た目より案外らくちん送電線巡視路に出た

小さなピークを二つほど超えると(登り以外はまあまあ乗れる)巡視路に出た。 さすがに巡視路は幅も広いし、シダに埋もれていることもない。 さあ、これからは気持ち良く走れそうだ。M氏を見るとあまり嬉しそうではないが・・・。
気持ち良く走れる緩やかだとM氏も乗れる

千種川を左に見ながら気持ち良く走る。プラ階段をちょっと上ると道は正面と右との二手に分かれていた。 正面には鉄塔があるのだがそこはあきらかに『行ってこい』なので右に行こうということになった。 実はその鉄塔のピークが稲荷山ということなので寄ってみるべしだった。
こんなガレの巡視路もある高山越しに瀬戸内を見る

稲荷山から続く巡視路も快適だ。やがて乗れないガレ下りがあって その向こうに高山が見えるとコースもいよいよ最終局面を迎える。 最後の長い下りの巡視路分岐を確認して、とりあえずその先にある『赤穂火力線16』で 昼食にする。12時10分。
景色の良い赤穂火力線1615鉄塔

せっかく登ったのに思うように走れないM氏は心なしか元気がない。前ブレーキを 解放して乗れそうな所だけ乗ってきたが、リムの割れが徐々に大きくなってきて もう乗れそうにないらしい。食後に待っている最後の尾根下りは押しだけになりそうだ。 とりあえず私は楽しく下ります。
山陽自動車道が見えてきたら終点間近高速の側道を走る

平坦な所があったり、ガレのきつい下りがあったり、常緑樹のトンネルがあったりで なかなかおもしろい下りだった。ちょうど13時に下山完了。そこからは普通の道路なので M氏もなんとか乗っていく。
最終的にリムはこうなっていた

駐車ポイントには13時20分。ホイールからタイヤを外してリムを見てみる。 赤土広場で見たときよりも割れはひどくなっていてとても走れる状態ではない。 それでも舗装路を走って帰れただけでもラッキーというものだ。

今回の赤穂、稲荷山付近の地図は こちら(約120k) でごらんください。


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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