暁晴山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『長谷』を参照いただくようお願いいたします。

2009.10.11.  日曜日  晴れ  気温ふつう

OAPさn、TQFさんの二人が岡山の山へ行くという。私もそうだが山から無線で呼んで だれも応答がないと寂しいものだ。そこで今回もどこかの山から迎え撃つことにする。 簡単に標高が稼げて、ついでにMTBで遊べる山というとここ暁晴山だ。 ここもしばらく訪れていなくてほぼ10年ぶりだ。
広い駐車場にただ1台頂上はすぐそこに見える

当時は簡保の宿だったと記憶しているが、現在はおしゃれな高原ホテル『リクラシア』となっている。 当然まだ利用したことはないが、お風呂だけの利用が出来るのだろうか? ちょっと気になるところです。駐車場はホテル利用者用と、私のようにそうでない人用があって、 そちらは私1台だけだった。準備をして9時45分スタート。

かって知ったる舗装の管理道を行く。こんな早い時間だったがゲートのある入り口では数名の熟年ハイカーが登ろうとしていた。 「昔はもっと上まで自動車で行くことが出来たのに〜」と言う。そんな上まで行ったら歩く楽しみが 減るというものだ。傾斜は緩やかで軽く登っていける。途中、左手にキャンプ場があって一回利用したことが あるが現在もやっているのだろうか?さらに登るともう一つのゲートがあり、そこからも頂上へ向かって舗装路がある。

土砂の崩れている箇所あり一等三角点ピークだ

途中で早くも下山してくる二人のハイカーに出会う。そして、頂上間近で斜面の崩落に出会った。路面は土砂で埋まっていて 重機が作業途中(今日はお休みのよう)で置かれている。歩くには問題ない。 標高1077.2m、一等三角点のある頂上には10時15分着。ゆっくり登っても30分といかにもあっけない。 単独男性が早い食事を摂っていた。お昼でなくても頂上に来ると食べてしまうというハイカーの習性を見た思いだ。
東を見る
北を見る

私もその習性に突き動かされそうになったがさすがに理性が働いてとどまる。時間が早いかと思ったが 無線をONしてみると泉山移動のOAPさんたちと繋がる。むこうは総勢13名ということらしい。 あまりに大勢な登山は苦手なのだが今日は単独ですこぶる気ままで楽チンだ。 そうこうしていると熟年隊も到着して頂上は一気ににぎやかになる。 一緒に山座同定して頃合いも見て山頂を離れる。10時45分。
この笹原を抜ける振り返るとこんな感じ

せっかく10年ぶりに来たので、ここからもうちょっと遊ぶことにする。管理道のコーナー付近から 笹原を抜けて『宍粟50山』の登山口へ行ってみよう。昔はすごい笹だったのだが膝ぐらいまでになっていて 向こうがよく見える。少し進んだ所で後ろを振り返ると単独さんが舗装路を下りながらこちらを見ていた。 どこに行くんやろ?って感じで見ている。
乗れる林道にある登山口

枯れたコナラ?の斜面を乗って下る。ルートは薄い踏み跡程度しかなく、気が付くとそれから外れてしまい、目の前は 倒木帯になってしまった。それをクリアーすると林道が目の前にあって合流。少し走ると正規の登山口の標識があった。 そのまま林道を走る。
土砂が林道に峰山の遊歩道入り口

『笑山』の石碑がある東屋休憩地付近とその先に土砂崩れポイントが二箇所あった。 つまり四輪はまったく通れない状況になっている(坂の辻峠にある入り口も封鎖されている)。 オフロードバイクは通行している轍が 残っていた。その林道を20分ほど走ると峰山へ続く遊歩道の入り口になる。 ここから高原ホテルへ帰るのだが入り口に単独ハイカーがいてちょっと話をする。
良い道だ

10年以上来ていないが良い道が残っていた。めちゃ気持ち良く走れる。 このまま一気にホテルまでと思ったらいきなり大きく開けた草地に出た。 暁晴山からも見えた防火帯だ。時間も11時40分だったのでここで お昼にする。
防火帯をちょっと下ってみる

冬場だとスノーシューハイクにも最適だし、M氏はここでスノボーもして 遊んだそうだ。ちなみにここをMTBで下りきっても谷にある遊歩道と合流するはず。 今回は下りきらずに素直に行きますけど・・・。
ヒャッホー謎の土塁

めちゃくちゃ気持ち良く走れる。このままゴールまでこの状態かと思ったら 考えが甘かった。ヌタヌタゾーンが長く続いて靴もタイヤもドロドロになる。 土砂が流れて深く掘れた小さな流れもあって、それらには木橋が掛けられていた。 MTBにはちょっと怖い丸木橋もあった。

林道を走っているときに右上にある稜線を見ていて気が付いたのだが、 土塁がずーーーっとあって、その端っこがここに出ていた。 これらは北向こうにある砥峰高原にもある。 聞くところに寄ると戦時中にあった軍馬の放牧のための土塁ということだが、 その範囲があまりに大きいとか、途中に谷などがあって馬が逃げ出さないためというためだけの 用途だったのか疑問が残る。

雰囲気ばつぐん

途中に暁晴山の登り口と林道へ抜けるポイントがあるが、それの標識とはマーキングとかは なかった。わかる人にはわかるってことか?
グランド横に出るホテル リクラシア

すばらしい遊歩道だったが終点のグランド横に出た。遊歩道には私以外のタイヤ痕もあったので MTBが訪れているのだろう。ぜひ行儀良く遊んで欲しいものだ。 溝でタイヤを洗って駐車場へ戻る。12時35分。短時間で遊ぶには絶好の場所と言えそうだ。

今回の暁晴山の地図は こちら(約65k) でごらんください。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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