小野アルプス(2/3縦走)

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『社』、『三木』を参照いただくようお願いいたします。

2008. 2.17.  日曜日  晴れ  気温ふつう
今日はMTBにも乗りたいし、でもお昼までに帰らないといけないし・・・。 そんなときは近場のエリアです。久しぶりに小野アルプスを縦走してみました。 レポートを調べてみたら6年前に小野アルプス縦走 をやっていました。その時は福甸(ふくでん)峠から黍田町の温泉スタンドまでの完全縦走でしたが・・・。
静かな男池。向こう岸はゴルフ場

小野アルプスは大きくわけて3つのエリアがある。福甸峠から紅山林道までの第一ステージ。ここは紅山という 見どころがあるがMTB的にはもうひとつだ。従って今回は惣山からアダメ峠までの第二ステージと アダメ峠から温泉スタンドまでの第三ステージの二つを走る三分の二縦走とする。終点が温泉スタンドと書いたが 現在は白雲谷温泉ゆぴかという でかい施設が出来ています。したがって終点付近のルートがどのように変化しているのかも確かめたかった。
女池にはいっぱいのカメラマン紅山林道を行く

男池(通称鴨池と呼んでいる)の無料駐車場に車を止めて8時50分スタート。 天気も上々だし、風も心地よい。男池沿いの舗装路を走り抜けて女池の横手から 紅山林道(昔からそう呼んでいる)へ向かう。この時期 女池にはコハクチョウがいるので大勢のカメラマンがいた。 男池にはいなくて女池だけにコハクチョウがいるのはなぜか?その答えは鳥本人に聞いてみるほかない。
こんな所に道標が!!読み解いてみる

通い慣れている道だ。昔は荒れてそれなりに楽しかったのだが、遊歩道になったためか 路面も馴らされていて快適すぎる。現在水路工事も進行中で重機が道横に置かれていた。 その先でとんでもないものを発見する。 それは1mを越える高さの道標だった。

いままでこんなの無かったし・・・。ひょっとして草むらに倒れていたのだろうか? まさかどこかにあったものをここに移転する訳もないし。 道標の根本を見るとステンの板で支えられてボルトが打ち込まれていた。 これだけ高さがあると自立させておくのは難しい。 とりあえず読んでみる。『右 小野町 市場 下来住』『左 社 滝野 粟生』 納得の方向と地名である。 年号が彫られていないのでいつのものかは不明だがこんなお宝があったなんて!
展望台から西方向を見る

『展望デッキへ0.6km』の道標に従ってジグザグに登る遊歩道を行く。 そして展望デッキには9時25分着。今回寄らなかった紅山を見ると あの激斜面が見える。遠くから見るとまさしく紅色に見えるので 紅山の名前が付いている。傾斜はすごいがグリップが良いので案外楽に登れます。 そういえば昔はMTBを担いで登ったこともあったなあ。
惣山頂上は目前縦走尾根から高速道を見る

惣山頂上から東に折れていよいよ縦走尾根を行く。ここからは高い乗車率で楽しめます。 単独なのと三脚を忘れたのとで、いつものような乗車シーンの写真はありません。 いちいち立ち止まってセルフ写真を撮らなくてもいいので、 ガンガン乗ってアダメ峠の舗装路には9時55分着。
ちょっと下って東コース入り口

舗装路をちょっと下ると東コースの入り口がある。今日は体調も良く、ここまで 問題なく楽しめた。いよいよ後半コースだがお昼までに戻れるのかチョイ不安だ。 アダメ峠から最初のピークまではずっと押しか担ぎになり息が上がる。 反対方向からだと完璧に乗り放題なのでなんだかくやしい。
きよもり隊と遭遇森の中の小橋

そのピークにようやく到着したがここから先の下りは階段+激斜面で乗れないのだ。 なんのための登りだったのかさらにくやしくなる。 その激階段を上ってきたのはいつもブログを拝見している『きよもり』さん 一行だった。今日はこの小野アルプスをお仲間で歩くとブログに書かれていたので 出会うのを密かに楽しみにしていたのです。

きよもり隊は私とは逆方向にゆぴかから福甸峠への縦走です。ちょっと会話をして別れる。 無事に紅山のスラブを登り切ってくださ〜い。

6年ぶりのこのコースはあきらかに良くなっていた。 ちょっとヤブっぽい所もあったはずなのにそれらしい形跡すら見あたらない。
パラボラピークは遙かここで小憩

ピークとピークの間にある鞍部にはエスケープのできる下山路もあった。 ようやくパラボラアンテナのピークが目前と思ったが、それはさらに向こうの ピークだったりして、いったいいくつのピークを越えたかもわからなくなる。 でも下りに関してはジェットコースターのようなハイスピードダウンもある。

そのパラボラ下のベンチで小憩する。10時35分。 コーヒーとどら焼きで小腹を満たす。オカリナもしたかったが 戻る時間が気になってパス。 この先は採石場は断崖の縁をおそるおそる歩いたのだったが、現在は その断崖があるのさえわからないようなルートになっていた。 まあ、その方が安全ではあるが。
温泉施設の遊歩道出合い古墳のある高山頂上

そして温泉施設からの遊歩道と出会う。ここから展望のピーク高山へ向かう。 頂上には円形の石組み跡があって、初めて見たときはのろし場かと思ったのだが 説明版には古墳と書かれていた。なるほど見ればそのとおりだ。
山頂から加古川方向を見る。正法寺山の左奥は雄岡、雌岡山だ
ゆぴかの駐車場へ

東方向の展望が良いがかすみと逆光で写真的には良くなかった。 案内板を見ると最後の下りは二つのルートがある。 『パノラマコース』と『リフレッシュコース』の二つだがリフレッシュでゆぴかへ下る。 結果、階段ばかりでおもしろくなかった。 6年前は古墳ピークから謎の水路跡をたどって下山したのだが、 そのルートは見つからなかった。

ゆぴかには11時05分着。ここから県道を西に向かい、途中から中国自動車道の側道を走る。 側道には車止めがあって自動車は通行できないが、MTBはスイスイである。 しかし、注意しないと側道自身が行き止まりになっている場合があるので 私の通ったルート通り(地図参照)に走るべし。
高速道をくぐり抜ける女池の水鳥たち

高速道の下をくぐる隧道『三木小野15』をくぐりぬける。そこが紅山林道の入り口だ。 岩倉峠を通過して左手に紅山の登り口を見て、ここからは気持ち良いダウンヒルが楽しめる。 するときよもり隊一行と再度出会う。これまたナイスタイミングだ。

駐車場には11時40分着。せわしなく走ってしまったが次回はもうちょっと 落ち着いてのんびり走ってみたい。

今回の小野アルプス(2/3縦走)の地図は こちら(約150k) でごらんください。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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