竹呂山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『西河内』を参照していただくようお願いいたします。

2007.10. 6.  土曜日  晴れ  気温ふつう
ちょうど1ヶ月前に登ったこの竹呂山 だが、 下山時に降り出した大雨のためにやむなくエスケープルートで下山しました。 ほんとはカンカケ越えまでの町境界尾根を歩きたかったのです。

後日、後追いで登ってくれたOAP隊によると、下山路は私の予想どおりにすばらしい尾根だったらしい。 そこで、後追いの後追いで今回も竹呂山へ登ることにしました。 同行はたぬきさん夫婦、かねちゃん、わーさん(別ルートで)の5人。
今回はこのメンバー+わーさん今日は青空がまぶしい

ルートは前回とまったく同じなのでそちらのレポートを参考にしてください。 とりあえず林道支線分岐から10時半スタート。わーさんは下山コースに設定している カンカケ越えから山頂を目指しています。

林道の途中にはそれを横切る排水のための溝があります。 そこには溝蓋がありますが、それはなんらかの鉄道の軌条を利用しています。 ひょっとしたら木材などを運搬する森林鉄道のものだったかもしれません。 とすると、この周辺には昔、森林鉄道があったってこと?
林道に数カ所ある溝蓋林道終点から山道となる

林道の終点には11時25分着。暑くなったので半袖になる。 ここから左右に小さな谷(写真の『X矢印』)があるが、そのどちらへも行かずに正面 (写真の『○矢印』かねちゃんの立っている)の斜面をよじ登るのが良い。 ちょいと登ると自然林と植林のあいだに明確な道が現れます。 当然ながら、そこにはブナがいっぱい!!

今回のルートにはいろんなものがありました

食べられる?食べられる?
食べられる!!!食べられる??
手が届かないスズメバチの巣残骸
熊の食べ残し熊の糞

稜線が見える頃から大声でわーさんの名前を呼んでみる。 時間からしてちょうど出会えるタイミングだと思ったのだが返事がない。 稜線に出ても大声で呼んでみる。たぬきさんはホイッスルを鳴らしてみる。 まったく反応がないのでまだ来ていないようだ。あるいは途中で熊に襲われたか?

ところがほんのしばらくしてわーさんが追いついてきた。 我々の叫び声が聞こえたか訊ねてみたがまったく聞こえなかったという。 風上にいたのでそうとう遠くまで届いていると思ったがそうではなかったようだ。 これって、つまらない話だと思うかもしれないが、遭難したときのことを思うと、 助けを呼ぶ声、あるいは探す声って案外届かないということか? (地形、風向きの影響は大だが)
今日の山頂は明るいちょっと北から見た下ショウ台のピーク

山頂には12時20分着。前回は黒雲で暗かったが、今回は日が差して明るい。 それぞれに陣取って昼食をする。食後、わーさんの提案でちょっと北向けに下ってみる。 わずかな距離ではあったがヤブはなかった。樹間からは下ショウ台(1198m)のピークが見える。 私の記憶ではこの先にある鞍部までは難なく歩けた。そこから先が とんでもないヤブだったのだが、現在はどうだろうか?勇気のある人はぜひ三室まで 縦走をしてみて欲しい。(^_^;)

13時15分カンカケ越えへ向かって下山開始。 さあ、ここからは自然林のイオンをいっぱい浴びながら歩くことになります。
仁王の腕のような幹バンザーイ!!??

るんるん♪足取りも軽いね

972手前の鞍部そこはブナとモミジの庭園だ

972mピークとその手前にある鞍部ははっきり言って極楽です!! 下草もない緩やかに波打った地形に、ブナやミズナラ、モミジがある。 残念だがそのどれも緑。まもなくすると黄色や赤に彩られるのだろうか?! またやってきたくなる。
ブナの幹からピーピング960+mからの下り

まだまだ極楽は続きます。 960+mピークからは南西へ斜面を下る。このあたりちょっと迷いやすいが コンパスの針で確認。やがて自然林から植林へ。杉の幼木帯の 足元は枝打ちで落とされた枝やら切り株で歩きにくい。そのまま突き進むと カンカケ越えののり面上部へ出ました。赤土の斜面は下れないので 横へ移動して降りやすそうな所からカンカケ越えに着。14時55分。
カンカケへ到着

割と深い切り通しの峠だったが、道は案外と広くてわーさんの車が止めてあった。 西側に展望があり、逆光ながら千種の山々が大きい。
後山方面を見る

わーさんはそのまま愛車で峠を下っていったが、我々は林道分岐までのんびりと おしゃべりしながら歩く。分岐には15時45分着。そこで解散。 ヤブもなく楽しんでもらえたようでよかったです。 山頂へ行かなくてもあのブナとモミジの庭園でのんびりするのもいいだろうなあ。

今回の竹呂山の地図は前回の地図を参照してください。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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