駒の尾山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『板根』、『西河内』を参照していただくようお願いいたします。

2007. 6.10.  日曜日  曇り  気温普通
サラサドウダンが満開だという情報を得たので今日はこの山にします。 ダルガ林道沿いにある岡山県からの登山道が一番お手軽で楽ちんです。 車にはMTBも積み込んでいますから周回コースも可能ですが、 カメラでの撮影を主にしたいので歩きで素直にピストンにしましょう。

登山口ですでに標高は960mほどある。ここは駐車場もあるし、トイレも完備しています。 車外へ出てみるとちょっと肌寒いし山頂方向はガスっている様子です。 ひょっとしたら雨になるかもしれません。とりあえず登山口から登り始めます (写真の矢印方向)。
登山口には駐車場とトイレ公園のようなコース

立派な木の階段から始まる。頂上までにも何度か階段に遭遇するが そのどれもが真ん中に手すりがある。下りなどはこれがあると案外楽なんですが、 これはもう山登りではなく公園の散歩といっていいでしょう。
途中にある東屋途中にある展望台

この遊歩道の他にもほぼ平行するように林道も横手を登っています。それがやがて 遊歩道と合流する。MTB的に考えると遊歩道は階段もあって下りにくいが、 この林道ならMTBで下っても問題なさそうだ。遊歩道と林道との合流点からすぐに 東屋に着。

東屋からの展望もなかなか良いが、登山口からはあまりに近いのでこんな所で休憩するタイミングではない。 そういうわけで通過。こんどは展望台があった。これは素通りするわけにはいきません。 さっそく登ってみる。
展望台からの展望
北方向から西、そして南方向に開けています。この地域は余り詳しくないので どれがどの山やらあまりわかりません。 この時点ではまあまあの天気です。ひょっとしたら頂上のガスも晴れていそうだ。 空気も澄んでいるので晴天ならば大山も見えていたかもしれません。
サラサドウダン

この展望台から先がサラサドウダンの街道となる。 左右にそれが生い茂っており今が盛りの花が楽しめる。 ここで20分以上立ち止まり写真を撮ったりして遊ぶ。

ここまでずっと視線は上だったがいつの間にか遊歩道の両側はチシマ笹に 覆われている。そこで今度は視線を下にしてスズコを探すことにする。 山頂でおやつにするために3本ほど頂戴する。

9時50分に上りはじめて山頂には11時10分。とんでもなくスローペースだったが それでも汗はかいてます。 さすがに山頂は肌寒いのでシャツを上から羽織る。 その山頂には岡山からのグループがお昼をしていました。 みなさん、山頂にあるストーンサークルの石に腰掛けています。 私も空いている石に腰を掛けてお昼にします。
山頂はやまあそ一人?

やがて団体さんは後山へ向かい、山頂にはやまあそ一人となりました。 そこで無線を開始する。薬師の峯にいるMHFさん、千町が峰のOAPさん、 大江山のIRCさん、三木の自宅からMXFさん、同じく三田の自宅のTQFさんと おなじみの山仲間と交信。

いつもはせかせかと短時間の交信ですが、今日はのんびりとしています。 さきほどのスズコも焼いてマヨネーズで頂きました。 小雨が降ってきましたがあわてません。リュックにカバーを付けて人間は傘をさします。
小雨の中、無線するいつのまにか超満員(矢印は三角点)

いつのまにか頂上は満員になっていました。いずれもストーンサークルの石をテーブルやら椅子がわりに しています。う〜ん、これってそういうもんだったんかなあ? いえいえそうではありません。これの元になる元祖ストーンサークルがこの近くに存在しています。 下山後はそれを捜しに行きましょう。

12時45分下山開始。同じコースですからサラサドウダンにも逢えますので再度カメラを 構えることになる。途中も笹藪に突入して若ブナをなでてみたり、遊歩道から隣接する林道へ下りてみたりで 下山終了。13時25分。

ダルガ峰林道を峰越峠方向へ走らせます。伐採地帯に近づいたら周囲を注意しましょう。 岡山県側に『中国自然歩道 大茅スキー場』という標識がありますが、こいつではありません。 ちょっとUターンして大伐採地帯で周囲を眺めます。すると写真の矢印方向になにやら 看板があるではありませんか。
ダルガ峰の伐採地帯こいつを見つけたらビンゴ!!
まさにそいつでした。『ストーンサークル・・・・』と書かれていますが、見た感じ ずいぶんと古い標識でした。『あと M』と肝心の部分が消えてしまっています。 じつはまったく同じ標識がダルガの避難小屋近くのヤブの中に転がっています。 これほどまでして案内したいということはこの看板が出来た当時はずいぶんとメジャーな? ポイントだったということか。

看板の矢印方向にはきれいなシングルトラックが下っていた。すぐに急な斜面となり わずか数十Mで林道と出会う。
石柱が並べられている確かにサークルだ

その林道の法面に長さがほとんど同じ石柱が規則正しく並べられている。 その上(写真の矢印)に怪しげな石柱群があった。立ち位置を変えて見てみると なんと石柱がサークル状に立っているではありませんか。 こいつが看板のいう元祖ストーンサークルなのか!!??

あんな道標があったぐらいですから、本物のストーンサークルにはそれを示す 看板があって然るべきです。ところが周辺にはそれらしいものはありません。 林道工事の時に撤去されてしまったのかもしれません。

やまあそが想像するには、このサークルよりも地面に並べられていた 石柱がどうも怪しい。つまり、この石柱がサークルになっていたのを 林道工事で撤去されてしまい、法面に並べられてしまったのではないだろうか。 昔の状況を知っているハイカーが写真などを残していればぜひ拝見したいものである。
ストーンサークルの霊気を浴びる

駒の尾に登るハイカーは多いが、山頂にある石のモニュメントの由来が こんな所にあることを知っている人は少ない。 元祖サークルの中に立って宇宙から降りてくる霊気を浴び、さらにパワーアップするやまあそであった・・・・。

今回の駒の尾山の地図は こちら(約110k) でごらんください。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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