投稿レポート 大岩が岳


前回の投稿レポート三木 里山&古道に引き続き
北摂の乗れ乗れエリアである大岩が岳にオードリーさんがチャレンジされました。
が・・・ちょっとコメントのしようがなくて困ってます・・・・(^_^;)

2004  6月某日  
誰でもお気に入りの山というのが一つや二つはあると思います。 反対に”鬼門”と呼びたくなるような山はありませんか? ろくでもないことが起きる山です。 私の”鬼門”の山が、この山です。まさに『侮れない山』。

『大岩が岳』標高384.3m.

大して高い山でもなく、北摂にあるお手軽な山・・・多くの方々はそんな印象でしょうか。 昨年の年末の初雪の日に無知な私は、単独でこの山に登ることを試みました。 歩きだけならともかく、わざわざMTBという荷物を持って。MTBなんて乗れなきゃ、杖にもならないし、歩きにくいし、重いし単なるお荷物です。 そして、今年は梅雨入った6月某日、蒸し暑い中をまたもやMTBというお荷物と一緒にこの禁断の山に足を踏み入れてしまったのです。

コースはいつもの千刈お気軽乗れ乗れコース。(乗ったことないけど(^^ゞお気軽でもないし〜) 千刈水源地の駐車場に車を置きます。 自宅からここまでの道のりは玉瀬の集落を通り、川下川(上から読んでも下から読んでも川下川)ダム経由で行きます。この玉瀬から川下川ダムまでの雰囲気がなんともいい感じで大好きです。。 途中にはお散歩登山に最適な竜岩への取り付きもありますので気が向いたら寄ってみてください。

駐車地点に到着し準備を整えて出発です。この時期の北摂の山には携帯用蚊取り線香も忘れずに。 千刈ダムの橋を渡って大岩が岳→の標識の通りに進みます。 今日はダムの水量も多く、ゆっくり眺めてみると、なかなか壮大で見応えがあります。 いよいよ最初の登りですが、フェンス沿いの急登りは足元も悪く、、見ただけでウンザリしますが、覚悟を決めて担ぎます。
すごいでしょなかなか見ごたえがあります

〜ここから先はひたすら押しで登り、頭の中は暑さと疲労で無になっていた〜
いつも迷う分岐雰囲気はいいけど見た目より乗りにくい道

一応今回は登りルートは迷ことなく進みました。 やっと下りです。今までの苦労が報われる瞬間です。 しかも私程度のMTB愛好家モドキでも乗れます(^_^)v 順調に下り、赤土広場で休憩。 が!あれ?どっちから来たっけ? 進む方向がわかりません。 とりあえず、道が続いてそうな方向に進んでみます。(コンパスで位置確認することを怠る・・) ところが、その後とんでもない悲劇が!! 乗れ乗れのはずが徐々に下りが険しい&湿原状態で乗れなくなってきました。
どっちから来たっけ?唯一の癒し


これを最後に消息を絶つ

『そのうち乗れるかな』と能天気に進んでいくと(またしてもここで確認作業を怠る&地図も持ってない)、ますます泥濘にはまり、頭はまたしても”無”になっていました。 間違いに気づいた時には引き返す体力はなく、『え〜い!このまま下ってしまえ!』 と川になっているような道を歩き、やっとこさ人里に降り立った先は、 なんと境野の集落でした・・・。

地図をご覧ください・・(^^ゞ 境野の集落と言うことは予定地点とは真反対の方角に降り立ったということになります。 ということは、夢のシングルトラックを堪能することはまさしく夢に終わり邪魔になっただけのMTBは泥にまみれていました。地図がないので降り立った場所がどこかわからず、作業中のおじさんに尋ねてみました。 まるで珍しい物でも見るかのように上から下までマジマジと眺められ親切に教えてくれましたが現在地を知って気を失いかけました。

あ〜あ・・、駐車地点まで自走しないといけません。 延々と舗装路を走るオードリーでした。 唯一神様が味方をしてくれたと言えば、舗装路がずっと下り基調だったこと。 もしかしたら私はロード向き?ヤケクソでぶっ飛ばして時速○Km!

今回の教訓は 山を楽しむには楽しめるという才能が必要であり、楽しめない山は孤独ということ。

私のように何かに取りつかれたように”無”になってただただ山を彷徨っても気持ちよくMTBに乗るということが達成できなければ、残るものは疲労と空しさだけです。 最近は特にこの疲労と空しさだけで終わる事が多くなりました。 山というのはただ歩くだけでも、たとえ道に迷っても、楽しめることができればそれはとても充実した時間を過ごせたことになり、満足感もあるでしょう。 自慢のチタンのバーナーでコーヒーを沸かすでもなく、オカリナを吹くには心拍数と肺活量も限界を超え、展望のよい場所にも到達せず、帰り支度をしながら疲労だけが残るような自虐的山登りは判断力も低下し、運良く下山できればいいけど、ヘタをすると危険です。

山は楽しむことができれば単独でも孤独感はないけど、楽しめない山はひたすら孤独です。 ということで、帰宅後泥まみれのMTBを洗い、メンテナンスをし、今日を限りにお蔵入りしたシュイン MOAB3でした。 今度から趣向を変えて道標完備の超メジャーな山に行こうと思います。 とりあえず、千が峰なんかどうでしょうか?

何時の日か目的ルートを完走し、楽しい山のレポートを投稿できる 日を、オードリー自身が切に願っております。 とりあえず、季節と山は選ばなきゃね(^^ゞ
どのコースをたどればPから境野へ行けるのか??・・・謎です。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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