北摂巡視路を走る(大日山・坊主山)

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『武田尾』、『木津』を参照いただくようお願いいたします。

2004. 3.21.  日曜日  晴れ  気温ふつう
毎年参加していた『北摂ラリー』を今年はちょっとした都合で私もM氏も 出ることが出来ず残念な思いをしていました。しかしコースの地図は主催者の新川氏から 後日もらいましたので、ヤブや蜘蛛の巣がはびこってこないうちに走ってみようと 思います。今回は久しぶりにゲストあり!!いつもHPを見ていただいている KさんとYさんです。

あくまでもツーリングですからラリーのコースをそのまま走ることはしません。ラクして、そして 楽しめるようにちょっとアレンジしました。まずはスタート地点を銀山の駐車場としました。 初めに大日山に登ります。「どこや、それ?」って、M氏はいぶかしそうに言いますが、 昔行きましたやんか!!さすがアルツ大王。

とりあえず駐車場からソエ谷峠方面に行きますが、途中で自然歩道から離れて『東宝塚ゴルフ倶楽部ゴルフ場』 東側にある林道を北上します。ゆるやかな登り道で右手にある二つの池をクリアーしたら注意深く 右を見ていてください。いつもの赤い『火の用心』プレートとは違いますが、プレートの 左上に『南大浜27』とあれば正解。
大日山登り口頂上手前から見えます

頂上への登りはきつい。つづら折れがゆるくなってきて頂上が近づいた頃、 銀山城山のピークがきれいに見えるところがある。鳥脇山の稜線向こうには ちょこっとだけ中山のピークも覗いている。
大日山の次のピークからは好展望が・・・
標高339.8m、三等三角点のある大日山は立ち止まれるようなスペースはあるものの展望は無い。 ここから北方向にある巡視路を楽しむことになる。最初は急下りのつづら折れで乗車の むずかしいところもあるがそれをチャレンジするのもまた楽しい。
気持ちよい下りシーン11カ所もある鉄橋

『火の用心』分岐を右に折れてさらに下っていく。ザレた箇所では左に滑り落ちないようにしましょう。 右の谷に下って奇声をあげながら下りきると関電のミニ鉄橋が現れる。ちょうどハンドル幅ぎりぎりなので バランスさえ取れればうまく乗ったまま通過が出来る。はしゃぎながら通過するが次から次へと 現れて、まさに鉄橋まみれ状態。数えた限りは11カ所。県道に出る手前の小川にはなぜか鉄橋が無い。 「肝心な所に橋がないやんか!」とM氏はツッコミを入れる。これで第一ステージ終了。
県道に出て猪名川霊照苑に入るこの入り口が判りにくい

車の通行量が多いので注意。すぐ目の前に『猪名川霊照苑』(ペットなどの動物の焼き場)があるので そこへ入り第二ステージが始まる。あぁ、もう、M氏地図も見ないから霊照苑を素通りしてるぅ!!

正確には霊照苑の前にある林道を北上することになる。左手に川を見ながら舗装、やがて未舗装になる。 道ばたにはふきのとうがあって写真を撮りたかったがみんなはさっさと先に行く。 追いついてみると巡視路の入り口を通りすぎて終点の広場でうろついていた。

「この辺から登らなしょうがないかなあ・・・」とみんな。「すぐ手前に巡視路の入り口があったのに 気が付かなかった??」と私。火の用心マークもなく踏み跡も薄いが林道もコーナーにそれはある。 登った先に火の用心マークがあった。なぜか林道から見えない位置にあるので謎である。

その先にあった鉄塔下でお昼にする。展望はないが日だまりになっているので気持ちよい。 レースではないのでのんびりおしゃべりしながらの食事です。
背の高い矢竹林を抜ける

食事鉄塔からはいきなりプラ階段の下りが連続する。やがて谷に降りて矢竹の林を抜けると 一戸だけの別荘に出た。電柱がないので電気が通ってないのかと思ったら、電線は地中を 通しているようだった。 こういう場所は個人負担で電柱を建てると聞いたことがあるのでこれなら安くつくのでしょう。

そのまま村中を道なりに進んで県道と交差する信号に出る。目の前には出来たばかりの 舗装路が登っている。そのままその舗装路を東に向かって登っていく。最初は送電線が見えないので ちょっと不安になるが、民家となんたらっていうお寺を過ぎると目的の送電線も見え、一番の高みに到着。 それを下り初めて右にある未舗装の作業道に入る。
畑の中の作業道を下るここも乗れ乗れざんす

巡視路入り口の火の用心マーク見逃さずに入っていきましょう。第三ステージの始まりは プラ階段の登りの連続。いいかげん息が切れ始めるころピークに到着。 横手には鉄塔あり。 このステージは地図で見る限りはショートコースですが、体感距離はすごく長くて その分長く楽しめます。
激下りも笑ってクリアー

さて下りは超快適。がんがんと面白く下って行けます。最後の下りはスリリングで 多少の度胸が必要ですが、路面がドライな時ならなんとかクリアーも可能です。 降りきった所はシングルトラックの交差する変則の5叉路に到着。

続きはもちろんマーキングのある登りを選択します。松茸山のために至る所にPPテープで 進入を規制しています。そのため正規の巡視路を登れませんが、とにかく高みに向かって 担いでいきます。ここからも乗れ乗れ尾根が連続。

左手がシダの茂るジャングルの横を巡視路シングルトラック。みんなは先を行きますが、 なんか私の感覚に訴える波動あり。立ち止まってシダの奥を眺めると、そこにはオリエンテーリングの ポスト(金属製でさび付いた古いもの)があった。こちらに引き返してきたM氏も 驚いている。昔はここもパーマネントコースだったらしい。
うひょ〜、楽しいざんす鉄塔フェンスを左に回り込む

そこから238.5mの三角点ピーク(坊主山)へのヤブ道もあった。M氏単独で三角点へ登っていく。 我々は登らずに休憩を兼ねておしゃべりをする。この後も乗車率高く下っていけます。 写真のように超フラットな道が続きます。正面が分岐になりますが、右を選んで鉄塔着。 鉄塔のフェンスを左に回り込んで 下ったところは万善にある古い神社の境内でした。

県道に出るとすぐに道の駅です。ここから地形図にもある点線のルートで銀山へ帰りましょう。 まさに地形図通りのルートなので間違わないように取り付きを探し出してください。
景色の良いザレ場尾根最後の峠

オフロードバイクが往来しているのか所々でとんでもなく痛んだ路面もある。展望のザレ尾根を クリアーすればすぐ峠かと思ったが、そこからもずいぶんと距離があった。昔の記憶なんて 当てにならないものです。峠から左に登ると一本松山、右に行くと(道があればの話ですけど) 最初の大日山です。正面を下ればスタート地点の銀山。バイクでえぐられていて 乗りにくいがやがて普通の林道になる。

ペダルを踏まなくても楽ちんに畑横の林道が下れる。次のステージを走るにはちょっと時間が遅いので (時間があれば六石山とか銀山周辺のコースも走ってみたかった)鉱物採集で訪れたひょうたん間歩と 青木間歩に立ち寄ってみる。人もまったくいなかったので我々だけの独占状態。 Kさん、Yさん楽しかったですか?

今回の北摂巡視路を走る(大日山・坊主山)の地図は こちら(約120k) でごらんください。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


ホームにもどる