山伏峠の石仏

所在地:加西市玉野町
石棺仏では超有名な山伏峠です。近くには『いこいの村はりま』や『玉丘古墳』も あります。
遊歩道の峠道峠にこの三体の石仏がある

昔のことはよく知りませんが、今は車止めがあって遊歩道となっている。この道の 東には二車線の県道があるので、それ以前はこの道がその役割をしていたと思う。 峠とは言いながらご覧のように緩やかな散歩道程度である。

三体の中で一番大きな石棺仏。説明にはこうある。石英粗面岩製で現高2.25メートル、 幅1.24メートル、厚さ40センチの巨大な家型石棺の蓋石の内側に光背は彫らずに 蓮華座上に阿弥陀座像を陽刻している・・・。

次に大きなのがこれ。高さ2.1メートル、幅1.05メートル、厚さ18センチのやや扁平な 長持型石棺の蓋石の内側に阿弥陀座像を彫り左右の両側に化仏の小像を三躯三段に陽刻 している。刻名は輪郭表面に存在していたらしいが現在は風食によって見ることが出来ない。 横の突起を私は耳付きと呼んでいるが、運搬するための縄掛け突起らしい。地面近くにも見えているので 全部で四つあったようだ。

真ん中の一番小さな石仏には特に説明はないが阿弥陀三尊である。別の場所にこれだけ があったとしても立派に通用するが、他があまりにでかすぎるのでちょっと可哀想。

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