河高八幡の石棺仏

所在地:加東郡滝野町
播磨中央公園の中に河高厄除八幡神社があります。 周囲が公園になってしまいましたが、ここだけは神社として残されているようです。 その本殿の向かって左から舗装の歩道が上っています。

5分ほどで本殿の裏山の頂上に出ます。そこは広場になっていて右奥には 古墳跡もある。正面にはいかにもといった感じの大岩群。昔はここで祭祀が 行われていたのでしょうか?

現在は毎年二月に『厄除けまつり賽銭投げ』という催しがここで行われます。 正面の岩場(岩には名前があるが失念)から厄年の人が投げ銭をして氏子の子供達がそれを 拾うことによって厄をはらうというものです。(私も拾ってみたい・・・・) 肝心の石仏は矢印の所です。

岩を屋根のようにしてその中に石棺仏が安置されています。ちょっとななめに なっているのはわざと??


毘沙門天です。左手に宝塔、右手に戟を持っています。なんかふくよかな顔で かわいいですね。毘沙門天(四天王の多聞天を単独では毘沙門天と言ったりする)の 石棺仏ってなかなかめずらしいです。写真では大きく感じますが、像自体は30cmほどです。 この神社にはほかにも地蔵菩薩の石棺仏があると後で知りましたがその時は知らずに 帰ってしまいました。

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