佐田の青面金剛

所在地:出石郡但東町
国道426沿いを再び夜久野に向かって帰路につく途中。 佐田の公会堂敷地内にこのお堂がある。

横には但東町指定文化財の標識があり、それには『庚申塔 江戸時代 文化年間』とある。 さて、お堂の扉は厳重に錠がかかっている。たまたま公会堂には人の出入りがあったので その人達に開錠をたのんでみたが、鍵がないということで断られてしまった。

扉の格子はガラス(ほこりで真っ白)が入っていて、中を覗いてみると奥に石仏が安置されている。 屋内にあるのでずいぶんと大きく感じる。高さは1.5mぐらいで奥行きが分厚い。 ガラスにデジカメのレンズ部分を押し当ててシャッターを切ってみる。

それは今までに見たこともない姿をした青面金剛であった。僧のような姿と頭をしているが、 青面金剛のスタンダードである一面六臂で通常のアイテムをそれぞれ持っている。 (ショケラはまるでてるてる坊主のようだ)ところが腕の出方とか伸び方がまるで ロボットのそれを見るようでおもしろい。あと、足元がわかりにくいが邪鬼を踏んでいるように 見えるのとその両サイドには雄雌の鶏がいる。ところが三猿(見猿、聞か猿、言わ猿)がいなくって そのかわりに二体の童子像があるのが他と大きく違ったところだ。

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