西谷の青面金剛

所在地:出石郡但東町
天谷の青面金剛よりさらに1kmほど行ったところです。 が、途中に分岐があり、左に折れて西谷の集落へ寄り道してみましょう。地蔵菩薩の石仏を 祀った祠もあるのでお詣りして、さらにその奥にはこの『清竜の滝』があります。

道路沿いなので車からすぐに滝壺まで降りていけます。 落差は20mほどでしょうか。たまたまなのか誰もいなくて独り占めで楽しめました。 そして県道に戻って少し進むとこの石仏が目に入ります。


もちろん青面金剛です。場所的には西谷集落のはずれ?あるいは河本集落の入り口と 言えるような境界付近です。

変わった形です。五角形の石の表面に薄肉彫りです。年号とかは残念ながらありませんでした。 一面六臂の姿はこの辺りのスタンダード。 三猿の姿はないが、両サイドには雌雄の鶏は他と同じ。頭部分の左右にある日輪と月輪も一般的である。 これは「日月晴明」という五穀豊穣のしるしです。 足下で踏みつけられているのは邪鬼(欲望とか悪しきもの)です。


表紙にもどる