加都の○○石仏

所在地:朝来郡和田山町
加都の地蔵菩薩より数十mほど南に下ったところにある公民館のそばに祠があります。

覗いてみると中には数基の石造物が安置されていました。真ん中にあるのは 『南無阿弥陀仏』と彫られた名号塔。頭には阿弥陀如来を現す『キリーク』の 梵字もある。

訳がわからないのがその両側にある石仏。最初はこの名号塔に関連する石仏 (たとえば阿弥陀如来の両脇侍である、観世音菩薩と勢至菩薩)かと思った。 しかし大きさも形も違うので対のようには思えない。

ご覧ください。墨で縁取りをされているのは前回の地蔵菩薩同様。ところが なんの石仏かはまったくわかりません。下半身は墨がにじんでしまっているし、 何の印を結んでいるのか判らないし、このちょっとおまぬけな表情からなんの 石仏か判る人がいたらすごい。


向かって右側のは蓮華座に座っていることから、なにかの菩薩か如来であろうと思われる。 印の形からすると弥陀定印のようにも思えるし、頭部に飾りのないことから 阿弥陀如来かもしれません。

表紙にもどる