神積寺の板碑

所在地:神崎郡福崎町
妙徳山神積寺は正歴二年(991)慶芳上人によって開基され、書写山、法華山とならび 播磨六山の中に加えられていました。その登り口である石段左にこの板碑があります。 大きいので見逃すことはありません。

横にある案内板によると、高さ151cm、幅82cm、厚さ19cmの凝灰岩である。中央に大きく 阿弥陀如来を現す梵字キリークが薬研彫り刻まれ、その下に一行四字十二行の 銘文を刻んでいる。
この銘文には、弘安九年(1286)に崩御された後堀河天皇の皇后、安喜門院の百箇日 にあたる五月十五日に供養のために造立されたことが記されている。

石段を登ると一対の石灯籠がある。これは神崎郡内では最も古く、天和三年(1683)とある。 神積寺の本尊は薬師如来座像(国の重文指定)とあり、他にも宝きょう印塔などもある。
馬頭観音千手観音
この裏山である妙徳山がなかなかよいハイキングコースになっている。まずは赤松林がすばらしい。 それと三十三体の観音霊場になっていてそれらを眺めながら小一時間のお手軽ハイクが楽しめる。

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