副谷口の青面金剛

所在地:天田郡夜久野町
連載第六十七回目になりました。青面金剛を求めて但東町をたずね歩きましたが、 峠を越えて夜久野町まで戻ってきました。副谷口のバス停そばにこの祠がありました。

奥にあるのは弘法大師の石仏だと思いますが、もうそちらには目が行きません! 右下にある彩色も鮮やかな石仏は一目で青面金剛と判りそちらに釘付け状態です。


青面金剛(しょうめんこんごう)とは名前の通り青い顔をしているのが本当である。この石仏は 青い彩色をされているためまさに青い顔をしています。台には文久三年(1863)五月吉日とあった。

ちょっとわかりにくいですが、左手に持っているしょけら、雌雄の鶏、足元の邪鬼、三猿も 青く縁取りをされている。鮮やかな色を保っているのは定期的に書き直しているためだろう。 この周辺の石仏にはこれと同様の彩色がされているものがあるので近々紹介したいと思っています。


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