福円寺の石棺仏

所在地:姫路市的形町
姫路市的形の小赤壁の近くです。ただし 福円寺の場所はわかりにくいかもしれません。

お寺の駐車場に車を停めて墓地への階段を登ろうとすると案内板があった。 それには『福円寺一石三尊石棺仏中央に不動明王像、左右にコンガラ、セイタカ の二童子が施刻されています。播磨で不動明王像が彫られている唯一の石棺仏です』

しかし、その案内板の近くにそれはなく、階段から坂道を登って墓地内に入らないといけない。 小さな木の標識で『毘沙門天堂』と書かれた方向を覗いてみるとトタンに囲まれた 赤い石棺仏があった。

160cmほどの高さで石棺の原型をとどめていないほどの彫りである。 不動明王の顔が剥落してしまっているのが残念だ。向かって右の合掌している 童子が矜羯羅(コンガラ)、左が制叱迦(せいたか)です。

石棺自身が赤い色を帯びているのでまさに赤不動と言っていいのでは ないでしょうか。すばらしいの一言ですねえ。

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