大日寺の石仏

所在地:高砂市阿弥陀町

さて、大日寺は阿弥陀町の鹿島中学校敷地の南西角にあります。車だと確実に通り過ぎてしまうような 所です。お寺の敷地は小さくて一見廃寺かと思えるぐらいです。雰囲気からして間違いなく無住の お寺でしょう。その本堂右手に石仏が見えます。石仏の左には五輪塔(木に隠れてわかりにくいですが) があります。暦応五年(1342)をいいますからずいぶんと古いものです。

一枚目の写真を見ると、地蔵菩薩の石棺仏か?と思ってしまいました。 大きさからしてそのように思いましたが、よく眺めてみると 単に一枚岩に彫り込んだものかもしれません。

さらに、蓮華座に立つ姿から地蔵菩薩立像かと思いましたが、どうも違うようです。右手が施無畏印、左手が与願印です。 また、あたまが剃髪頭ではないので(なんか帽子をかぶっているように見えますね)阿弥陀如来が 正しいかもしれません。

永正4年(1507)の銘があります。 高砂市の指定文化財になっていますので、そちらの資料を見るとすべて解明できるでしょう。

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