P−650製作

オーディオ雑誌の『Stereo』は昔は良く買いましたが、最近は本屋で立ち読みする程度でした。 ところが2010年7月号はスピーカーキットが付録という異例のもので、これは買わずにはいられません。 後で、友人のも買っておけばよかったと後悔(すぐに売り切れでオークションでも結構な値段となってました)。

中身は フォステックス社がこの企画のために作った『P−650』という品番のスピーカーです。

Stereo誌2010年7月号
中身はこんな感じ
マグネット

マグネットには円形のスリットがある。そこにボイスコイルが入るのだが、 ゴミが入るとダメなので(特に磁力を帯びた鉄粉などが入ると取り返しがつかない)シールで 封印されているのだった。
シールをはがして接着剤を塗る
それにフレームを装着

ボイスコイルとダンパーは一体となっている。 その内側に丸めたフィルムを入れる。これはコイルとマグネットのあいだに 適度の隙間を維持するためのガイドとなる。
これがキモ!!
挿入〜。そしてフレームと接着

スピーカーは数多く見てきたが、自分自身で作ったことは無いので、 こうやって組み立てて行くとその仕組みと構造がよくわかる。
ガイドフィルムのある状態でコーン紙を接着
ボイスコイル部分とも接着

ガイドフィルムを抜いてセンターキャップを接着
じゃーーん、できあがり

手のひらに乗せてみると、なんともかわいいスピーカーだ。なにせ直径6.5cmですから。 ここまでの行程は去年の6月26日に終わっていたのですが・・・。 その後の完成までに9ヶ月もかかってしまいました。

さて、裸のままでは鳴らせません。しかるべきエンクロージャーに納めなければなりません。 普通に木の箱に入れるのが一番良い音が出ると思われますが、 それではおもしろくないのでこういう感じにしてみました。

これが完成型

ニトリで購入した399円のガラス瓶。これのふたがちょうど都合の良い大きさ。 ところが材質がステンなので、薄いにもかかわらず加工が大変でした。


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