ハイブリッド真空管アンプ(TU-H80)ポータブル仕様に改造

2012年5月

2ヶ月前に組んだ ハイブリッド真空管アンプ(TU-H80) だが、そもそもハイブリッドアンプとはなにものぞ?

ハイブリッド自動車はエンジンとモーターの二本立てで動いている。 同様に?このアンプは真空管と半導体の二本立てで動作している。 入力部を真空管、出力段を半導体にしているためにこのような小型にできるが 入力を半導体、出力を真空管にするとこの大きさでは収まらない。 音質的にはどちらが有利かなあ?

こちらが主な材料。穴あけ加工済み

実はこのアンプと小型スピーカーとを組み合わせてポータブル仕様にしたかったのです。 正確にいうとこれにはACアダプターがぶらさがっているのでセミポータブルと言うべきか。 しかし電源は12Vなのでバッテリーをつなぐとまさにポータブルとなる。
スペーサーで浮かせてます

どういう外装にするか、いろいろ考えたが(アルミのアタッシュケースに組み込みたかったが予算と 加工がむずかしいのであきらめた)木製の底板と天板でサンドすることに(めちゃ、かんたん)。 まずはアンプの底板だけを取り出して板に取り付ける。このときスペーサーで浮かせて取り付けるのがミソだ。
スライドさせて入れる

しっかりと固定したら、アンプの本体部分を滑らせながら底板と合体。 さらにアンプの天板もスライドさせて、最後にアンプ基盤(入出力端子のある裏板と一体)を後ろから差し込んでねじ止め。
基盤を入れてねじ止め前から見ると・・・

このアンプの両隣に小型スピーカーを取り付ける。スピーカーはヤフオクで2800円でゲット。 いちおうDENON製で、どうやらサラウンドのリア用のようだ。 スピーカーの底には5ミリのねじ穴が二つあるのでそれで固定。
小型スピーカーも取り付ける

見てわかるようにちょっと外向けに取り付ける。いわゆる逆オルソン式。 小型で左右のスピーカーの間隔が狭い場合はこれが良い。

これでアンプとスピーカーが一体化されたことになる。 この状態でもいいが、これに天板を取り付ける。底板から4本の長ネジを貫通させる。

天板と底板はこれで固定裏から見ると

長ネジがもろに見えるのは興ざめなので、そのねじを隠すために木製の筒(たまたま ホームセンターにちょうど良いのがあった)をかぶせる。天板の上部は袋ナットで 見栄えを良くする。
90%完成形
裏はこんなかんじ

この状態で90%のできあがり。あとは底板の裏側にゴム足を取り付けて、天板に 取っ手を付ければ完成だ。ところがたまたま天板にipadを置いてみると期せずしてジャストフィット。 うん、しばらくはこのままで使ってみよう。
ipadがジャストフィット

材料はすべてホームセンターで売っているものばかり。加工は穴あけと切断だけと 超かんたん。それと、 白木のままだと手あかなどで汚れるので、穴あけ加工後の板には透明のラッカースプレーをふりかけてます。




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