正法寺山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『三木』を参照していただくようお願いいたします。

2017. 1. 1.  日曜日  晴れ  気温 ふつう

初日の出をMTBで迎えたいと思っていたが頭痛がひどくて寝過ごしてしまった。 そこで簡単に遊べる正法寺山へ行ってみる。ずいぶんと久しぶりなのでいろいろと不安もある。 というのは正法寺山山頂は電波塔があるので、管理道入口にゲートが出来ているのではないだろうか ということ。 とりあえず正法寺山の古墳公園へ車を走らせてみる。
古墳公園兼墓地の駐車場舗装管理道の入口

古墳公園には立派な古墳(円墳)がある。どこか車を止めるところは?と、見ると、 すぐそばの墓地脇に大きな駐車場があった。そこでMTBを組み立ててスタート。

気になっていたゲートはなかった。代わりにあったのが写真にあるような看板。 何が書いてあるかというと『正法寺山展望広場整備工事』とあった。 つまり山頂は一般に開放されて、だれが登っても良いと言うことに他ならない。

登りはじめで北方向が見える現在の山頂の様子

登りはじめてすぐに山陽自動車道を真下に見る。その向こうには小野アルプスの山塊。 方角から言うと笠形山とか千ヶ峰も見えるかもしれないが今日はモヤがひどくて遠望は きかない。さらに言うと今立っている場所はいずれ『東播磨道』という道路が通ることに なる。南北に突っ切るので播磨カントリーの敷地内も通るのかな?
いずれは展望公園となるのでしょう

久しぶりに訪れた山頂はすっかり様変わりしていた。電波塔も増えていたし、山頂の先端部分は伐採されて 展望が良くなっていた。ここが展望公園となるのだろう。現在は工事中でした。 神出の雄岡、雌岡の両ピークと共に明石海峡大橋の二本の橋脚。

さらに前へ出て見ると真下には加古川の流れ、そして播磨の名峰たち。 ここは良い所になりそうだ。来年の初日の出はここがおすすめかも。

小和田神社への分岐シングルトラックが現れる

山頂からちょっと下った所に小和田神社へ向かう分岐がある。 当然のように乗れ乗れの道だ。気持ちよく走ると長い下りが待ち構えている。 傾斜がちょっとだけ急で、まっすぐに下っている。タイヤのブロックが摩耗しているのと、 前後のブレーキの掛け具合が下手だったので、リアがロックしてしまい 途中で足を着いてしまった。あぁ、もったいない。 そして、別途地図の『C』に降りる。
別途地図『C』の四差路分岐

この鞍部の記憶がまったく無い。右に下れば先ほどの正法寺山の山名の由来になる 正法寺という寺に出るはず。左も下っているので小和田神社はまっすぐだと思い込みそちらへ。 そこも乗れるのだが方向が南になっているので間違いだと気づく。 鞍部に戻って白矢印の方へ・・・。
登り返すとこんな道神社の入口には対の石棺が

鞍部から左に曲がると登りになる。つまり先ほど下った分、登らないといけないのだ。 この辺も記憶に無し。登り切ると平坦になりやがて神社の石段が左手に見えてくる。 正面に続く道は表参道で下ると和田の集落。 左の石段を登ると踊り場に対の石棺がある。古代の古墳に使われていた石棺のふたの部分で それにはしめ縄が掛けられていた。
小和田神社、拝殿拝殿の後ろに本殿

拝殿前の広場には車が一台あってお詣りをしている人がいた。この神社の裏側には車で来られる舗装路がある (正月以外は入口にはたぶんチェーンがあるかも)。 私もMTBを置いてお詣り。 先ほどの男性が帰り、替わって地元の人が車でやってきた。祭神が何か聞いてみたら「氏子やけど、なにやったかなあ?」と。 帰って調べると素戔嗚尊、稲田姫命、大己貴命だった。

この境内(たぶん、本殿の裏側?)で昭和40年に白鳳時代(7世紀)の『せん仏』が見つかっている。 そのことを言うと、三木市の博物館(元図書館だったところらしい)で見ることができると言う。 これはぜひ行ってみたい。 現在は神社、入口には古墳時代の石棺、そして『せん仏』があったということは当時は寺院があった? 古代から現在に至るまでずーっとパワースポット、まさに神と仏の山と言えそうだ。

高速道の側道に出るが手前の裏参道を下る

下山は舗装路を使わずに裏参道で下る。すぐに舗装路と合流してしまうのが残念。 目の前には山陽自動車道とその側道がある。側道を行くと次のステージへの近道だが ここは左手にある裏参道の続きを行くべし。
落ち葉がふかふかの裏参道表参道と合流

めちゃくちゃ気持ちよく裏参道を走るとこれまたすぐに表参道と合流。表参道は掃き清められているが 裏は落ち葉がふかふかでMTBでは裏のほうが気持ち良い。 ここから和田集落へ降りずに水路脇の小径を走る。

小径が終わると鳥町に入る。『G』の隧道を抜けて播磨カントリーの外周を走る予定だったが 一つ西の隧道を抜けてしまい、間違いに気づいて側道を走る。

『H』の分岐

『G』の隧道を抜けて直進するとしばらくはダブルトラックの道だ。徐々に道は細くなってきて 右側がゴルフ場がだんだんと近くなり 『H』の分岐に着く。ここから山陽自然歩道となる。昔はここから右に折れると三木の 金剛寺に行けるのだが今はどうだろう?標識は昔のままだが高速道路が途中を分断していると 思う・・・。
『J』の分岐。ここは左へ山陽自然歩道を示す看板

元旦なのでゴルフ場はクローズだと思っていたが違っていたようだ。まだ誰にも 見つからないまま『J』の分岐に着。ここでよくプレーをしている人が言うにはここを時々 オフロードバイクが走っているそうだ。しかし、この先はバイクは行きにくいので 『J』で直進して舗装路に降りていると思う。
まさに真横を通過する。柵も無いしプレーする人も真横

この『J』から『K』まではコースの真横を走ることになる。 ハイカーもオフロードバイクもさすがにここはパスしているのか、自然歩道兼ゴルフ管理道?は 草ボウボウで走りにくくスピードが出ない。一気に通り過ぎたかったがそうもいかず、ゴルファーたちの 奇異なもでも見るかのような視線が痛い。
『K』の分岐は右の道標が目印

ようやく視線攻撃から解放されて最後の分岐にやってきた。右上にある標識から20mほどは藪っている。 昔はスルッと入れたのだが訪れる人がいない証拠だ。オフロードバイクも来ていないということ。 藪を抜けるとまたまた快適なシングルトラックの下りとなる。
今回最後のシングルトラック舗装路に出ました

気持ちよく下りきって舗装路に出る。ここにも自然歩道の看板がある。 舗装路を自動車で走っていてもこの看板は見えるのだが、運転中に気づく人はまず無い。 それと、ここも『東播磨道』が通る予定になっているので下手するとこの自然歩道は 消滅するかも・・・。
帰路途中で寄り道弁慶の重ね石

源平合戦の頃、義経一行が京都から一ノ谷へ向かうのに摂ったルートは諸説あるらしい。 実はここもその一つ。一行が地元のおばあさんから食事の提供を受けて、満腹になった 弁慶が岩を投げて積み上げたのがこれだそうです。
正法寺山の古墳古墳と駐車場の位置関係

弁慶ポイントから素直に駐車場まで戻りましたが、ここから高速道の側道を走って 再度小和田神社へ戻る。そして、神社から逆走で正法寺(山ではなく寺へ)へ下るのも おもしろいと思う。

今回の正法寺山から自然歩道の地図は こちら(約250k) でごらんください。


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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