小野豆周辺

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『二木』を参照していただくようお願いいたします。

2016. 2.28.  日曜日  曇り  気温 ふつう

先週は歩きでこの周辺にある峠巡りをしてみました。すると途中にあった相生から小野豆に抜ける 自然歩道と小野豆からある境界尾根が想像していた以上にMTB向けの ルートがあることを再認識。今日はそこを実走してみようと来た次第です。
宇麻志神社がスタートゴールです

宇麻志神社には3台ほど駐車できるスペースがある。そこに駐車してごそごそと準備をする。 自然歩道の入口にはちゃんと標識があるので間違えることはない。ちなみに 地形図にある点線ルートと現在の自然歩道のルートとは違っているのでそこだけ要注意。 9時10分スタート。
ゲートをクリアすると古道の雰囲気赤穂と相生の境界になると乗れる

神社は前回に訪問しているのでそのまま自然歩道に入る。少し登るとゲートがあるので開けて進む。 ここから雰囲気は古道のそれとなる。ずーっと登りだが所々乗れる所もある。 ちょっと離れた所から猟犬の声が聞こえるのでもしやと思っていたら境界尾根付近で ハンターと出会う。ちょっと話をして別れる。境界尾根は広くてゆるやかなので 無名峠『A』までも乗れる。
無名峠『A』

無名峠『A』には9時55分。この後、小野豆の人にも聞いてみたが自然歩道という認識しかなくて この峠の名前はわからないということだった。前回はこの石仏の奥にある『本山遙拝所』の石柱から左に 折れて(黄色い矢印)小野豆集落に降りたのだが、今回は白矢印で右手の稜線(関電巡視路)を行く。
播磨西鉄塔5送電用の電柱が現れる

播磨西鉄塔5を過ぎると小野豆の集落方向からパンザーマスト(山岳地帯で よく見かける軽量の電柱)による100Vの送電線が現れる。 どうやら次の鉄塔播磨西鉄塔6へ向かっているようだ。
北峰山にある反射板三角点のある播磨西6。ここはピストン

地図の『B』地点、北峰山には反射板がある。そこを素通りして播磨西6へ。 先ほどのパンザーマスト電線もここが終点で『航空障害灯制御盤』に給電しているのだった。 先週訪れた8番鉄塔では太陽電池パネルが給電していたのだが、ここは民家が 近いのでこの方法なのだろう。 ちなみに航空障害灯は小糸工業製(自動車ヘッドライトの小糸製作所の系列)だった。

それとこの鉄塔の真下には三等三角点がある。点名は『躄松(いざりまつ)』。 いざり松とはいわゆる這松のことだと思う。写真でわかるように焚き火の跡もあるが 鉄塔の下で焚き火は御法度のはず。展望も無いので後戻りする。

鉄塔6から先の稜線は巡視路ではなかった。当然プチやぶ状態で乗れない。 写真は載せていないが次のピークに大柿さんのプレートあり。 2004年となっているからずいぶんと昔のこと。 平家塚公園の真上にあるピークだからか『平家山』という記載あり。

桑畑跡そこにあった鉄塔跡

桑畑跡(鉄塔跡があったがずいぶんと規模の小さいようで送電線鉄塔なのか、あるいは別の用途の鉄塔なのかは 不明)を通過して『D』ポイントにようやく到着。10時50分。 ここから先週のコースを辿ることが出来るのだが、その反対の小野豆の集落方向にも 道がある。どこが起点なのかそちらにも行ってみたいので帰りに確かめてみる。
播磨西7。ここもピストン

歩きでも確認済みだったが予想通り『D』からは乗れ乗れだ。実はMTBのハンドル部分に ショックアブソーバーを装着してそこにデジカメを付けて動画を撮っていたのだが、帰宅後 再生してみるとブレがひどくてすべてボツ。動画から静止画を取ってレポートに使うつもりが 出来なくなりました。『D』から鉄塔8まではMTBだとすぐなので途中の鉄塔7にも寄り道してみる。
『E』の崩落箇所先週と同じく鉄塔8で食事

乗れ乗れなので調子よく走っていると要注意。コーナーを曲がったすぐの所『E』の 崩落箇所で転落死が待ってます。それを無事に?過ぎるとすぐにソーラーパネルのある 鉄塔8。11時10分。先週と違ってぽかぽかの日差しの中でランチとする。
無名峠『F』

鉄塔8で30分ほどランチをして先を行く。ここから峠『F』まではあっというま わずか5分ほどで到着。先週のレポートでは大きめの写真を載せているが、 ここの石仏は首が取れる(つまりちょこんと乗せているだけ)。

ここから黄色の矢印で下ると小河(おうご)集落だ。少し歩いてみると見える範囲で 良い道が続いている。小野豆の集落に戻りたいので白い矢印で下ってみることにする。 その先には小野豆と鞍居を結ぶ自然歩道があるのでそれで小野豆に帰るつもりです。

炭焼き窯跡道の真下にある謎の石室

ところがこちらの道(白矢印方向)はまったく乗れない。ガレてて道の消失が激しい。 そんな中でも炭焼き跡が残っていたり、謎の石室(見つけられる人は少ないと思うけど) があったりする。
『G』地点で道標を発見

現在はとても道とは言えないような状況だが『G』で見つけた道標は ここが街道だったことを示す証拠だ。
自然歩道と合流ここにも道標があった

土砂で埋まった川を渡った所が自然歩道だ。自然歩道の道標が見えてやれやれといった感じ。 その脇(○印の箇所)には石の道標が転がっていた。川のそばに存在していたのか、 土に埋まっていた下部が水に洗われたかで このようになったのかも。
ここも道はあまりよくない人工的なものを見るとちょっと安心
地図にもあるため池石仏が見えたら峠『J』

自然歩道にもかかわらずここも荒れている。昔は逆方向に下ったこともあり、そのときは けっこう乗れたと思うが今の状態ではおもしろい下りとは言えないと思う。 ほとんど押しばかりで無名峠『J』に到着。12時55分。
無名峠『J』

写真でもわかるようにここを峠と言って良いのか疑問のある地形です。 ここから黄色矢印で最深部まで行くと雨乞いのお堂がある祇園山だ。 現在は個人の所有となっていて入山禁止となっているとか・・・。

白矢印で林道を下ればダイレクトに小野豆集落へ行けるのだが、途中で書いたように 『D』に戻って謎の道を走ってみたい。林道の途中から『D』に向かう。

再度『D』ポイントに戻る

『D』から小野豆方向に行く。こちら方向も乗れ乗れのシングルトラックで気持ちよく 走れる。林道と合流するポイント『K』を写真に撮り忘れるほど気持ちよく走りきれた。 後ほど聞いた情報ではこの『K』から始まる『F』までの尾根道は『ぬすっと道』と 言うそうだ。

小野豆のご老人は「この尾根道を辿れば三濃山まで行けるんや」とも言っていたがそれはもう 経験済み。

平家塚公園で出会う真勝寺跡

目の前(平家塚公園)で大勢のハンターが座り込んで休憩をしていた。その横には なんとサイクリストもいて話し込んでいるようだった。その輪の中に入れてもらう。 サイクリスト氏は赤穂から来たようで 前述の祇園山に行ってたそうだ。ハンターも交えていろいろと話をして別れる。

真勝寺跡まで下ってくると地元の人たちがなにやらやっていた。聞くと そばにあるしだれ桜のイベントが1ヶ月後にあるのでそれの準備らしい。 平家の落人村もそのときだけは賑わうらしい。

これに見えている大岩が座ると腰痛になる岩

この上にある無名峠『A』から宇麻志神社まではノンストップのシングルトラック(初心者向け)だ。 ハイスピードで下るのは馬鹿のやることなので適度に楽しみながら下りきった。 当初予定どおりにノンストップで動画を撮る。帰宅後に見たらブレがひどすぎて見るだけで酔ってしまった。 しかたないので腰痛大岩の箇所だけGIFアニメにしてみました。

今回の小野豆周辺の地図は こちら(約330k) でごらんください。


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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