はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1 『篠山』を参照していただくようお願いいたします。 2015. 3.15. 日曜日 曇り 気温 ふつう
長年、里山をうろついていると地形図を見るだけで、ここに道があるのでは?というのが なんとなくわかってくる。実際にそれで見つけた山道は数え切れないほどある。 今回も自信を持って探したのが2月に登った 中尾の峰 でした。出だしは順調でしたが 555ピーク手前で道を見失い二村神社方向へ下ってしまいました。 帰宅後、どう考えても腑に落ちない。なんとかリベンジしてみたい。 |
龍蔵寺からスタート | 今回はここから登る |
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というわけで、一人では心許ないので今回は新川氏とクラゲちゃんとの三人で行くことになりました。 龍蔵寺の駐車場で集合して出発。 前回の単独行では龍蔵寺から谷を遡って中尾の峰に行きましたが、今回は ここに降り立つであろうと思われる龍蔵寺の墓地から逆に登っていくことにする。
駐車場から舗装路を後戻りして龍蔵寺墓地の石段を登っていく。
墓地はさほど大きくなく、卵塔が多いことから寺の歴代住職の墓地のようだ。
ここから尾根に取り付くのだがパッと見るかぎり踏み跡らしきものはない。
ある程度登っても道がなければその時点で今回の計画は失敗と言える。
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墓地から尾根に取り付く | 道があった! |
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こちらの不安をよそに脳天気なおっさんはいつもの変顔でこちらの構えるカメラに応える。 さっそく登り始めると、なんと標高で5mほど登ったところからきれいな道が 突如として現れる。これで今日は万々歳。 |
良い道 | 道に横たわる倒木排除 |
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これを登れば555ピーク | そのピークから望む |
555ピーク直前はさすがに急登りだが、それまでの尾根は倒木さえなければ墓地まで全乗りの下りだ。 とりあえずの目的地である555までやってくることができた。 私的には前回どこで道を見失ったのかを確認したい。 | ||
555から下ると前回出会った平坦地に出た。この平坦地、周囲を土盛りで囲まれており、 ひょっとして池だったのかと思わせる地形だ。周囲の踏み跡などを確認して 前回なぜ間違ってしまったのかも納得。555への明確な道が無いので、 地形図とコンパスで強引気味に555を目指すのが正解だったようだ。
平坦地の脇には前回見つけた煉瓦片と瀬戸物の破片と何本かのお酒の瓶がある。
そこをよく見ると立方体の石造物が地面に埋まっている。どうもなにかの基台のように思える。
ひょっとしてなにかの祭祀場だったか?
龍蔵寺はその最盛期には修験の行場として山中に寺坊72宇あまりあったという。
案外その一つだったのかも。
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謎の石造物 | ダブルトラックの道跡 |
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「この尾根は傾斜が急すぎるから谷を下ったほうが乗れるかも・・・」などと 頭の中はMTBのことでいっぱいな新川氏。「しかし、このダブルトラック風の 道は捨てがたいしなあ・・・」などと言っているうちに 尾根に出た。ここまでのルート、ちょいと整備すれば乗れ乗れだあと 鼻息の荒い新川氏。とりあえず中尾の峰の三角点へ行きましょう。 |
母子大池を見る | 山頂で食事も終了 |
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中尾の峰頂上までの稜線も作業道のような道があって快適そのもの。母子大池の見えるポイントで食事を したかったが南から吹く風が寒い。すぐ上が山頂なのでそこで食事をする。 当初の目的は達成できたので食後はさっさと下山。 普通に下るのはおもしろくないので山頂から北に下る。 |
最初はゆるやかだが・・・ | 激下りが待ち受けている |
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地形図で等高線を見る限りそうとう急な箇所もありそうだ。はたして道などあるのかと 不安もあったが、しっかりとしたマーキングもあり、それさえ見失わなければ大丈夫。 とうぜんMTBには適さないルートだ。新川氏は水を得た魚ならぬ、坂を得た猿のごとく 奇声を上げながら駆け下っていく。 | ||
降りてきたところは愛宕山の南ルート分岐のちょっと北の所。崩れかけた木橋に見覚えがある。 そこからは歩き良い谷道となって龍蔵寺までは一本道。 次回来ることがあれば当然ながらMTBということになるでしょう。
今回の中尾の峰の地図は
こちら(約100k)
でごらんください。 |