はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1 『武田尾』を参照していただくようお願いいたします。 2013. 2.10. 日曜日 晴れ 気温 暖かい
先週に引き続きMTBで遊んでみる。この二つの山も記録を見る限り10年ぶりだ。 とりあえず二つの山をぐるーっと八の字ループで周回するルートを頭に描く。 そのスタート地点は、他に駐車できる場所が思いつかないので切畑の道路沿いにある地蔵の祠前のスペース。 9時10分スタート。 |
ここに駐車しました | ため池の横手から奥へ |
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今回の林道入り口に関して言うと、地形図では駐車場所からダイレクトに取り付ける感じだが、 GPSの軌跡にあるように、いったんため池(茶屋池)の端からでないと 入れないようになっている(写真参照)。 |
すぐに分岐がある | 二つ目の分岐を過ぎて谷の道 |
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林道に入ってすぐに分岐がある。右を選択したが、正面を行っても途中に送電線巡視路の入り口があるはずなので そちらからも検見山へ登ることは可能だ。 右へ進むと、さらに分岐がある。ここは方向からして左を選択。 谷の道になってずんずんと高度を上げる。『立ち入り禁止 無断で山菜を採取した者は・・・』の看板を過ぎると そこは栗畑だった。
栗畑の終点から左へ行く。送電線鉄塔はもう見えている。最初43、その奥に3、さらに44と
続け様に系統は違うが3基の送電線鉄塔がある。44鉄塔付近が一番展望が良かったのでそこで北方面を撮す。
肉眼では大野山、高岳、深山なども見えるのだが、写真だと判別がつきにくい。
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44番鉄塔から北方向を見る |
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3番鉄塔から南の検見山へ向かう。ここからは巡視路なので下りに関しては完璧に乗れる。 |
乗れます | 検見山山頂 |
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4番鉄塔から5番鉄塔までももちろん巡視路なのだが、それだと検見山山頂を スルーしてしまうので途中からそれを離れて稜線に乗る。 検見山山頂には三角点も無いし、ピークらしいピークではないので山頂を特定するのはむずかしい。 が、GPSという便利なものができたおかげで割と正確にわかる。10時12分。 |
5番鉄塔からの下り巡視路 | 左下は大宝塚GC |
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さて、5番鉄塔からは十万辻峠への下りとなる。しばらくはきもちよく乗れる。 ゴルフ場が左下に近くなったら要注意。いきなり激下りの階段となる。 めちゃめちゃ急で足を滑らすとMTBもろとも真っ逆さま間違いなし。 |
怪我も無く激下り階段クリア | 道路に出た |
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無事に道路に出た。今度は大峰山に登るのだが、下山は大峰山の北側山腹を巻いている林道を利用するつもりだった。 ところがその林道の入り口(今回は出口として利用するのだが・・・)には治山工事につき進入禁止の立て札が!! どうする、やまあそ!! |
すぐ東に登り口がある | 乗れます |
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大峰の登り口には10時30分。検見の下山口とすぐ近くなのがありがたい。 登りだが乗れる箇所もある。10分ほどで分岐になる。 10年ぶりなので記憶が飛んでしまっている分岐だ。正面を含め左右にも道がある。 とうぜんだがここは右に折れて斜面の道を担ぐ。 これまた10分ほどで7番鉄塔に出る。ここからは検見山がよく見える。 帰路はあの西尾根を走る予定。
山頂には11時08分着。三等三角点、標高552.3m。10年前にはなかったケルンが山頂広場の中央にあり、 三角点はその裏に隠れている。ここまで来るまでに数組のハイカーとすれ違った。やはり大峰は人気のある 山だ。ここでお茶休憩をして11時半再スタート。 |
気持ちよく乗れます | 岩があるので無理 |
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下山ルートに予定した林道のことがあるので、登ってきたルートで下山しようかとも思ったが、 ピストンはおもしろくないのでとりあえず武田尾方向に下る。 510標高点の先ぐらいまでは気持ちよく乗れる。 その先等高線が厳しくなる所ぐらいから岩も出てきて押していく。 宝塚市が設置した基準点のある分岐『G』にやってきた。このまま廃線跡まで下ろうかとも思ったが、 林道入り口にあった看板には工期が2月15日までとあった。もうほとんど終わってるってことやん! しかも今日は日曜日だから工事はしてないし! と、一人で勝手に判断して予定のコースで下山することにする。
この基準点の四差路は10年前にも気になっていたポイントだ。地形図を見ると北側山腹の林道は
途中で行き止まりになっている。が、現在地の標高からして繋がっているのではと想像していた。
その後、新川氏から「繋がってるで〜」という情報ももらったので今回のルートに設定したのだ。
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細くて乗れない | 地形図上では実線の林道だが |
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しかし、ここのルートは細すぎてMTBは乗れない。道は予想どおり延々と続いており途中には四等三角点もあったりする。 いくつかの分岐もあって下山に使えるかちょっと進入してみるが無理っぽいので予定のルートを進む。 地形図上にある実線の林道に合流してもさして道は良くならない。 |
工事現場『H』に出ました | 完璧な道になってます |
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林道とも言えないようなトレールだったが、こんなところにトイレがあった。相当に古いので今やっている工事現場のものではなさそうだ。 写真は撮したがHPに載せるにはあまりに汚いのでパス。その先で急に明るくなってシングルトラックがダブルトラックに 変身していた。そこが工事現場だった。ここからはMTBで快走だ。
舗装路には13時。ここからまた、あの激登り階段が待ち受けている。さすがに足が悲鳴を上げそうになる。 さして距離は無いし、時間がたっぷりあるのでのんびり、ゆっくり5番鉄塔まで押していく。 5番鉄塔には13時25分。ここで二度目のお茶休憩。ここからはすべて乗れる下りなのでゆったりとお茶を楽しむ。 |
これぞシングルトラックだ | トラップもある |
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5番鉄塔から真西に向かってシングルトラックがある。が、その入り口はトラックの存在を知らない人には 見えないと思えるほどの空間だ。北摂の落ち武者こと新川氏が20年ほど前に発見したトレールだ。 当時、MTBやってる人も少ないし、まず一般のハイカーはこういう道は知らないので新川氏の功績と言っていいだろう。 MTBで突入すると、まさに自転車の幅しかない。
途中にはおもしろいトラップがある。それは丸太が道をふさいでいるのだが、乗り越えようとするMTBの
アウターギアがちょうど引っ掛かる大きさになっている。何本もの筋がその証拠。私のMTBはセンターとインナーの
2枚しかないのでひっかかることが無い。
西尾根にまっすぐのトラックしかないように思うだろうが、途中に分岐がある。最初のは右へ。次は左へ。 とりあえず乗りっぱなしで峠に着く。13時50分。 ここからは右(切畑)へ下るのだが、正面にも、左にも道がある。 |
これぞシングルトラックだ、パート2 | これぞシングルトラックだ、パート3 |
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もったいないのでゆっくりと走る。それでも14時03分、悲しくもシングルトラックは終わり、林道に出てしまった。 ここ切畑の集落は飼い犬が多くて、異邦人が通過すると必ず吠える。今回もため池まで来てもまだ数匹が吠えていた。 駐車場所には14時15分。
今回の検見山〜大峰山の地図は
こちら(約140k)
でごらんください。 |