はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1 『三田』、『武田尾』を参照していただくようお願いいたします。 2011. 1.23. 日曜日 曇り 気温 ふつう
私のHPの掲示板にMTBerのもぽちゃんと北摂ハイカーのかねちゃんの二人が ここの情報を書き込んでくれた。思えば10年ぐらい前に一度行ったきりで、 しかも百丈岩には寄らずに静が池周辺をMTBで走っただけの記憶がある。 実はこのそばをかすめるように新名神の工事が進んでいるのだった。 さらに工事が進めば走れなくなると思われるので、今が一番の走り頃かもしれない。 |
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千苅ダム駐車場にいた怪しい団体 | 道場駅前で円陣を組み怪しい儀式をする |
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千苅ダム駐車場が便利がよい。9時半に到着。すると先客が数台いて、しかもそれはMTBの 団体だった。こちらは単独だし、なんだか気後れするなあと思っていると、聞き覚えのある 甲高い声がする。それはMTB界のお局様ことM田女史だった。恐る恐る挨拶をすると「しまちゃん、MTB持ってきてるんやろ? それなら一緒に走ろ!」と、この誘いに乗っては行けない。このタフネス女史に振り回されて廃人になったバイカーは 数知れないのだ。 そうこうしているあいだに今回のツーリングの主催者であるO塚君が現れる。これまた久しぶりの再会だった。 ほんとのことを言うと、工事のための迂回路とか、途中にある分岐などわからないことだらけなので、これを チャンスとして最後尾でおじゃまさせてもらうことにする。道場駅でも待ち合わせのメンバーがいるというので そちらへ向かう。
駅前で円陣を組み(この時点でも非常に怪しい)順番に自己紹介をする。ここでも見知ったKJ先生(お医者さんなんです)がいらした。
たしか70才を越えられているはずだが現役のMTBerで元気。ところがさらに上手の81才の方もいて驚くとともに
感動すら覚える。、空身でもヒーヒー言ってるような
ヤワなハイカーは見習うべし!(私も含めてですけど・・・)
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民家の脇を登っていく迂回ルート | こんな多くのライダーを見るのは久しぶり |
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道場駅を出発して、まずは武庫川をまたぐ橋を越える。鎌倉峡へ向かうべく左折するとこんどは武庫川の支流である 船坂川を越える。するとそこが新しい登り口らしくて、大きな看板がある。10時15分。 民家の脇からその裏手を通過するので どうなるかと案じたが、そこから先も明確な山道が続く。 O塚君が言うにはこの道の存在は工事の迂回路として示されるまでは知らなかったという。 |
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平坦になって | 乗れるようになる |
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最初は押し、担ぎがあるが、ある程度標高を稼ぐと平坦となりけっこう乗れる。途中には展望ポイントもあるのだが みんなは走るのに夢中で、あまりのんびりと立ち止まることは出来ない。
やがて百丈岩との三叉路分岐に着。10時47分。直進すれば静が池、右に折れると百丈岩だ。 私は百丈岩に行ったことがなかったので、ここで別行動とする。するとM田女史が「そんなとこまた行ったらええやん。 静が池に行こう」とのたまう。先行のO塚君たちはすでに静が池に行っているので百丈岩に立ち寄る暇はないということらしい。
ところが実際はO塚君たちは百丈岩へ向かっており、我々はM田女史の迷ガイドでさっそく迷走するはめになる。
さすがのM田女史も静が池手前でそれに気が付き引き返すはめに。とはいっても、三叉路分岐から静が池までは
ほとんどフラットなシングルトラックなので往復するのも楽しい。
念願の百丈岩に到着。11時。みなさんもそれぞれに記念撮影をしている。私も撮ってもらったがO塚君が言うには 撮影した岩の一段下がほんとの百丈岩らしい。 あら〜、また来なくてはいけないのか? |
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湖畔を走る | こんな所もある |
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静が池の堰堤に到着。周囲をよく見ればここは四差路になっている。今回のルートはここを中心とした八の字ループだ。 したがってここにはもう一度戻ってくることになるのだ。そしてこのループコースこそが、ここ生野高原ではMTBの定番コースとなっている。 静が池は名前通りに静かな湖面で部分的に表面が凍結していたりする。 写真も撮る暇なく走り始める。 |
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生野ダム。向こうは別荘地だ | こうやってMTBを渡す |
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静が池を過ぎた付近はジュクジュクの路面だったりする。ここも当然走ったことがあるのだが 記憶は無い。328.2mの三角点ピーク南にある谷を過ぎると気持ちよく乗れて東進を続ける。 途中に分岐があって、そこにある標識には『百間滝』とあった。ほーっ、ここから滝に行けるんか。 WEBでは川下からのルートが紹介されているが、ここから見る限り快適そうな道だ。
その百間滝のある谷越しにはつか山やら大船山などが見えたりする。そして下り続けると生野ダムに到着。11時45分。
有刺鉄線で囲われた鉄扉の向こうは山の中に広がる別荘地だ。
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別荘地を行く怪しい一団 | ここから後半コース(地図の『H』) |
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別荘地を登っていく。けっこう急だがみんなは一団となっている。私はと言えば、当然ながら最後尾を チンタラと走る。玄関先にいたおばさんが「いや〜、元気やねえ」と、ほめるでもなく、あきれるでもなく? 声援を送ってくれる。先導の集団はまったく見えなくなってしまったが、 とりあえず別荘地の南にある電波塔を目指せばよい。 |
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ここが入り口だ | 元気なKJ山先生 |
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まったく記憶から消えていたが、後半コースの入り口は地図の『H』から50mほど行った所から 左手にあるシングルトラックへ入るのだった。もし通り過ぎても左手に擬木の階段(たぶん電波塔へ行くためのもの)が あるのでそれを利用してもよい。 ここから静が池まではほとんど平坦か、下りという、まさしく極楽シングルトラックなのだ。
この入り口さえわかればあとは迷うことはない。シングルトラックに入ってしばらくでお腹が減っていることに
気が付く。もう12時はとっくに過ぎている。そこで隊列の最後尾から離れて単独になることにする。
O塚君には最初からそのように言っていたので居なくなっても問題ないだろう。
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いつものように単独で | これぞ真性シングルトラックだ |
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彼らは下山して道場駅付近でお昼にするらしい。私はこの後半コースをのんびりと下りたいので、 彼らと別れてすぐに道ばたに腰を下ろして食事とする。食後に無線をしたり、オカリナを吹いたりして のんびりとする。そして12時45分再スタート。
372手前で左右に道が分かれていた。地形図では左が正解だが、タイヤの跡は右にあるのでそちらを走る。
どうやらピークの先で合流しているようだった。ルンルンのルートを急いで走るのはもったいないので
さらにゆっくりと・・・。
尾根の真ん中が土塁のような道になっていて油断をすると落っこちそうになる。
やがてガレっぽい道を下りきると静が池の四差路に出た。13時07分。
静が池の堰堤を渡ると『通行止め』の大きな看板がある。まだ工事になっていないので 無視して進入。右に回り込むように下っていくと見覚えのある分岐になった。正面のヤブっぽい所を行くと 採石場から巡視路になって、けっこう乗れて下山できたのだが、採石場の施設内になるので通行できなくなっている。 |
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フェンスの右側は採石場 | 道場の駅も見えてきた |
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採石場コースは通行できなくなっているが、こちらの亀治橋コースも負けないぐらい乗れ乗れだ。 やがて、道場の駅が見えるポイントになり、ほとんど下界が近づいていることがわかる。 やがて亀治橋も見えて、最後の下りをクリアーするといきなり駐車場の敷地内に出た。13時30分。 |
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亀治橋がゴールだ | 駐車場に出た |
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振り返っても関電巡視路の標識も無いので、ここから登ろうとすると初回ではわからないだろう。 O塚君たちは道場駅での昼食も終わって、後半戦コースに突入しているのかもしれない。 私も東山橋の尾根を走りたかったが、もう満腹状態なのでこれで終わり。 千苅ダム駐車場に戻るとなんとかねちゃんの車があった。 先週に引き続いてこの近辺で遊んでいるのだろう。
今回の百丈岩周辺の地図は
こちら(約170k)
でごらんください。 |