はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1 『神子畑』を参照していただくようお願いいたします。 2010. 7.21. 木曜日 晴れ 気温むし暑い
平日だからどこへ登っても人はいないだろう。ほんとは氷ノ山に行きたかったが、つい先日
『みたらしの池』コースを歩いたばかりなのでパス。とりあえず久しぶりにMTBも乗りたいが
この暑さだ。簡単に登れてちょこっと乗れて、そして山頂では涼しさを満喫したい。
てなわけで、千町ヶ峰にでも登ってみることにする。
調べてみたらここも8年ぶりだった。9時15分スタート。
|
![]() |
崩落した橋を渡る |
---|
8年前と同じく『こぶしの村』から登って防火帯を下ってみることにする。 ところが去年の水害で『こぶしの村』への赤い鉄橋が流されている。 そのちょっと上にある橋も崩落しているが、なんとか渡れそうなのでMTBを担いで通過する。 川は土砂で埋まっていて、すぐ上ではユンボが補修作業をしている。 |
![]() |
![]() |
樽の家 | ひがし小屋の横を通過する |
---|
橋が流されてしまったためか こぶしの村はずっと休業中のようだが管理小屋周辺はきれいに整頓されている。 その管理小屋の横を通過して見覚えのある 樽小屋も通過する。今にも倒れそうな『ひがし小屋』は横をすり抜ける。 この辺まではうっすらと記憶にある。白い標識に従って右方向へ進むと林道に出た。 これって昔からあったっけ? |
![]() |
![]() |
林道を登る | 標識があるところから左へ |
---|---|
![]() |
![]() |
山らしくなってくる | 植林の中を担ぐ |
林道はまったく記憶になかったので8年間のあいだにできたのだろう。 まあ、標識があるので、それに従えばミスコースはないだろう。 と思うまもなく、林道の途中から左折れの標識がある。最初こそ雑木だが すぐに植林帯となり、ずーっと担ぎとなる。
植林帯が終わると今度は明るい(つまり暑い)シダ原となる。ここは記憶にある。
まもなく記憶通りの三叉路になった。
|
![]() |
![]() |
すごい生命力 | シダ原になる |
---|---|
![]() |
![]() |
弘法の池との三叉路 | 池というよりヌタ場 |
右に弘法の池、左に山頂という標識だ。その弘法の池はすっかりと干上がっていて 池というよりヌタ場だった。弘法大師の霊験も長い年月と温暖化で薄れてきたのかもしれない。 こういうのを『弘法も池の誤り』と言うそうな。 山頂までの細い道はMTBを押すこともできずで、しかたなく担ぐことに。 ここのコースはほとんど担ぎということで肩が痛い。 |
![]() |
![]() |
千町ヶ峰山頂 | ゴロッと横になる |
---|
三等三角点、標高1141.3mの山頂には11時ちょっと前。2時間近くかかってしまったが とにかく暑かったので熱中症にかからないようにゆっくりと、十分な休憩を採りながら登った おかげで疲労感はまったくない。この先にある無線小屋で食事をしようかと思ったが 思いとどまってこの山頂ですることに。
食後木陰でゴロッと横になるとなんとも気持ちよい。風があって顔にさえ日が当たらなければ
とても涼しい。
目を開けると真っ青な青空で吸い込まれるようだ。ちょっと数分ほどウトウトしていた。
シートの周辺に虫除けスプレーをすると結界が張られたようになり虫は近寄らない
(特にアリが身体を這うと寝られない)ので気持ちよく寝てしまいそうになる。
|
![]() |
![]() |
山頂を離れて | 無線小屋 |
---|
12時下山開始。無線小屋へ向かう。崩れたネット沿いの細い道は8年前は走れた記憶があるのだが、 今回はほとんど駄目だった。そうこうしているうちに無線小屋に到着。 周辺は背の低い笹原状態で座れるところが無く、頂上で休んだのは正解だった。
この小屋も閉鎖されていた。麓からの林道が崩れたままのためだろうか。
タワーのアンテナも撤去され、ケーブルも無惨に切断されていた。
幅広の道を少し行くと右手に防火帯への下り分岐がある。そこからはほとんど全乗りで林道へ出られるのだ。
|
![]() |
![]() |
防火帯のはずが・・・ | ここでパンク |
---|
8年前は展望の防火帯だったが、現在は樹木が生い茂り、その中を右に左にと細いシングルトラックが 続いている。まるでスラロームのようで、踏み跡を見失わないようにおもしろく下る。 アクシデントとはいきなり来るもんだ。 前方の開けた下り斜面になって、ハンドルを右に倒したら前のタイヤがブシュッ!という 異音とともにぺっしゃんこなってしまった。「ええ!?バースト?」
元来MTBのタイヤはチューブが内装されている(普通のママチャリなどもそうです)のだが、
昨今は車のタイヤ同様にチューブレスのタイヤもあって、今はそれを装着しています。
どうやら、タイヤがよれた際にリムとの間に隙間ができて一気に空気が抜けたようです。
|
![]() |
![]() |
チューブはありません | 気を取り直して下る |
---|
パンクではありませんが、これがやっかいなんです。タイヤをリムになおしても隙間があるので 普通の空気入れでは空気が入りません。自転車屋にあるような強力なコンプレッサーで一気に 入れる必要があるのです。
そこで、チューブレスにもかかわらずここにチューブを入れてタイヤをふくらませます
(なんのためのチューブレスか意味不明)。修理は終わりました。実は今日はコースも短いので
空気入れとか工具は持って行かないつもりでしたが、虫の知らせが功を奏しました。
|
![]() |
![]() |
林道に出た | 三叉路を左へ |
---|
林道には12時40分着。今日のMTBはここで終了。あとは舗装された林道を 下るのみ。パンクが直っていなければ地獄の舗装路となっていたはず。 こぶしの村には13時着でした。
今回の千町ヶ峰の地図は
こちら(約90k)
でごらんください。 |