水上山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『音水湖』、『神子畑』を参照していただくようお願いいたします。

2009. 8. 2.  日曜日  曇り  気温蒸し暑い
雨の心配もあったので短時間で登れそうなこの山を選ぶ。宍粟50山に選ばれたので その登り口を探しながら車を走らせるがどうやら通り過ぎたようで、倉床の公民館まで 来てしまった。ついでなのでここに駐車させてもらって、歩いてバックすることにする。 9時55分。空はどんよりだが降りそうな感じはなかった。
車の影になっているが小さな標識がある

地形図を見ながら「この辺のはずだが・・・」と視線を地面に落とすと、 道沿いに駐車している車の影に小さな標識を発見するも、 こりゃ、わからんわ。とりあえず納屋と民家の間の道を進む。
これまた車の後ろで見えないおじさんに聞いてみる

白壁の土蔵で舗装路は終わっている。右には未舗装の林道。こちらかと思いきや 正面からやってきた三輪作業車に乗ったおじさんが「登り口はそっちやで」と 白い車を指さす。白い車の向こうに見慣れた宍粟50山の標識があった。 ちなみに地元での水上山の呼び名を聞いてみると『樋ヶ丸』ということだった。 そういえばすぐ横の谷の名前が『樋峪(といさこ)』だったなあ。
色彩の乏しい植林の尾根

標識からもわかりにくいがとりあえず踏み跡を辿って尾根を目指せばよい。 湿度が高いので一気に汗まみれになる。尾根に着いて一息入れる。 登り口からここまでも植林帯だったがこの先もそういう感じで 緑あふれる雑木帯というわけにはいかないようだ。 ただ、足元には色とりどりのキノコがある。
シロオニタケベニナギナタタケ
アカヤマタケ?ぬとぬとで気持ち悪い

強烈に気持ち悪いキノコがあった。まるでカレールーを塗りたくったような傘を持つ。 こんなの初めて見たが臭いまで確認する勇気はなかった。 もちろん触る気など毛頭無し。
アンテナポイントここだけ雑木

アンテナポイントが展望良しと聞いていたが雲があってさほどでもなかった。 ここからは傾斜もゆるくなって楽に歩ける。一部だけ雑木の中を歩けたが ほんの一瞬だけで ほとんど植林のおもしろみには欠けるルートだ。
冨土野峠を確認
水上山頂上

頂上には11時15分着。三等三角点、標高862.4m。展望の無い 小さなピークだった。登り一辺倒だったので汗がすごいが、ここは風があるのですこぶる涼しい。 雲が流れていていつ雨になるかわからないので早々に食事を済ませる。 途中で何度か無線で呼びかけるが誰も応答はなかった。周囲が高いので仕方なし。 11時40分スタート。
ずーっと植林851をトラバース

ピストンで下山するのではなく、ぐるーっと周回しようと思う。 山頂から北西へ向かい851のピークから方向を転じて726から県道へ下山という 寸法だ。ところが851のピークの登りがとんでもなく激斜面で壁のようだ。 たまらずトラバースすることにする。
わからんわからんなわからねえ

トラバースは成功して下山尾根に乗った。こちらの尾根はどんな感じだろう。 期待したものの、そこは細くてしかもアセビがはびこっていて歩きにくい。 枝を切り払ったナタ目を見るとずいぶんと古いのであまり人の入った形跡はなさそうだ。 726の手前で右の谷に降りようと計画を変更する。
尾根は狭くて歩きにくい雲も晴れてきた

踏み跡もない斜面を下るのだが、周辺は真っ暗な植林でどうも気味が悪い。 雰囲気的に山ヒルがいそうな感じだ。この勘はよく当たるので一気に通過したい。 ところがリュックにぶら下げていた帽子が落ちているのに気が付いた。 ちょっと後戻りするものの、見つけることは出来ない。妙に愛着があって 残念な気持ちが強いが長居できない場所なのであきらめる。 林道には13時15分。
林道に降り立つ飯盛山の展望東屋

ここも荒れた林道だったが歩くのには支障ない。途中で林道をショートカットしたが そこもヒルの生息地のように感じた。再度林道に復帰してその先にある 飯盛山の展望東屋で最後の休憩をする。足元を見るとやはりヒルが張り付いていた。 水分を補給して汗をぬぐってさらに林道を下る。

林道を下りきった所は倉床の水くみ場だ。そこで冷たい水で顔を洗う。 さっぱりして公民館には13時50分。 まったく雨には遭わなかったが帰路の道路では路面が濡れている所もあった。

今回の水上山の地図は こちら(約110k) でごらんください。


それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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