三久安山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『音水湖』を参照していただくようお願いいたします。

2008. 5. 4.  日曜日  晴れ  気温ふつう
昨年の下山ルートがええかげんだったので、同じコースで逆回りの 再挑戦を行ったのが1週間ほど前のこと。そのときのレポートがこれです。 三久安山

ところがそれさえも中途半端だったので、再再挑戦となりました。 一人では心許ないのでGPSを持った助っ人が私の周りを取り囲むように護衛してくれます。 というか、変な所へ行かないように監視されていると言ったほうがいいかも。 果たして三度目の正直となるでしょうか?
山菜取りの車でいっぱいほな、行きましょか

OAPさん、TQFさん、わーさん、しみけんさん、DEEPさんと 男ばかりで色気無し。先週と同じく林道の終点に止めるが、休日なので山菜取りの車で いっぱいだった。9時05分スタート。
ここが引原への分岐倒木もあるが踏み跡もある

林道を阿舎利方向へ向かって最初の谷分岐を左に入る。 小さな流れの横に道はあるものの、あるところは倒木、あるところは崩壊と いうように長い年月使われていないことを示すようだ。 林道から10分少々でこうもり傘分岐に到着。
こうもり傘分岐まで来た正面に太陽が見える?

ここまで来れば峠は目と鼻の先なのだが、 先週はここを正面の細い谷に入った。地図読みでは正解のはずだったのに峠には 着けずに、峠より北300mほど北に出た。

したがって今回は何の迷いもなくこうもり傘分岐より右の谷を選ぶ。 気持ちの良い雑木の谷だったが正面に太陽が見えると言うことは 方向が間違っているってことか?
この辺から左の急斜面をよじ登る峠は正面を下ったところ

大汗をかきながら斜面をよじ登る。上に見える稜線はあきらかに峠付近の それとは違っていた。みんなも文句一つ言わずについてくる。 ところでGPSはどうなってるん?峠に導いてくれるはずだったのでは?

こんどは峠から南へ100mほどの稜線上に出た。 稜線から北を見ると1019mピークとその後ろには林道コースと引原コースの 分岐ピークも見える。肝心の峠はここから真北に下った所だ。
蓮華越え(引原越え)から下ってみる溝谷川の源流碑

峠には10時05分着。ここは溝谷では引原越え、引原では蓮華越えと呼ばれている 峠です。石仏でもあればうれしいのだが、道標も何にもない。明確な鞍部とも言えないので うっかりすれば通り過ぎてしまいそうだ。 ただ、引原側には明確な下り道がある。これを下れば谷のどの辺に出るのか確かめてみたい。

引原側には踏み跡すら消失しているが、ちょっと下った所には溝谷川の源流碑があるという。 せっかくだから今回はそれを確認してみよう。手入れのされていない植林の枝の下をくぐり抜けて 斜面を滑り落ちるように行くと明るい谷に着き、あっけなく源流碑は見つかった。 見る人がいてこそのモニュメントだが、こればっかりは知っている人も無い、道も無い、 わざわざ見に来る人も無い、つまり存在意義すら疑われるもので、簡単に言うとゴミです。
伐採ピークに立つ作業道を行く

峠に戻りちょっとヤブっぽい稜線を三久安方向へ向かう。 伐採ピークからは東方向に展望がある。須留が峰から笠杉、フトウガ方面がよく 見える。さらにヤブっぽい感じは続き、『F』地点に到着する。 ここから西斜面下を覗くと例の作業道がある。先週同様にこいつで山頂まで行く。

植林の斜面をグネグネと、しかししっかりとした道で、さほど大きなアップダウンもなく 作業道は続いている。 私はこういう道の先には何があるのだろうか?とワクワクしながら歩くのだが、 他の人には退屈で長い道だったかもしれない。 とつぜんブナが現れると、そこから登りに転じて引原コースと合流する。 そして今度は林道コースとの分岐ピークに着。
分岐ピーク着。けっこうヘロヘロ目の前が山頂だ

ここまで来れば頂上は目と鼻の先。多くのブナが疲れをいやしてくれる。 目と鼻の先にある頂上と書いたが、こんな尾根でも迷うハイカーがいるのだろう。 木にぶら下げられて原色のテープが目障りだ。

頂上には12時15分着。林道からのはしごコースだとあっという間の頂上だが、 さすがに3時間は歩き応えがありすぎ。めいめい勝手に昼食タイムをとる。 (頂上の風景は先週のレポートをごらんあれ) 今日はさすがに休日だけあって、頂上手前で2人のハイカーとすれ違い、頂上で 食事中に単独ハイカーが登ってきた。
引原コースで下山伐採地に出ました

12時50分に下山開始。下りはのんびりとはできない。下りになるとOAPさんは 走っているかのように速いからだ。OAPさんを先頭に行かせないようにして ぼちぼち下る。伐採地手前でちょっとルートを変更して伐採地の途中に出てきた。
ゼンマイをおみやげに

道沿いにもゼンマイがこれでもかと言わんばかりにある。それらをちょいと 摘ませていただく。先週は途中から見えたいくつかの滝も、たった1週間で生い茂った 木の葉のために見えなかった。すごい山の生命力だ。14時10分下山完了。 川で顔を洗って帰路につく。
途中にある花 その1その2その3はまだまだつぼみ



今回の三久安山の地図は こちら(約90k) でごらんください。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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