小和田山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『埴生』、『妙見山』を参照いただくようお願いいたします。

2007. 3.18.  日曜日  雪時々晴れ  気温寒い

北摂の落ち武者とこ新川氏からツーリングのお誘いがあった。 今年の北摂ラリーの二日目に使ったコースをツーリングしようというものである。 「しんどいのはゴメンやで」と言うと「女性も参加するから大丈夫」と新川氏。 その言葉につられて「それやったら私のHPでも参加者を募集するわ」と宣言してしまった。

当日、新川氏を拾って一路亀岡方面へ。目的地は半国山の南に位置する小和田山です。 集合場所にはK山氏とその友人のO氏。それと新川氏の知り合いでH氏が別の場所で 待っていました。てことは総勢5名だけ??ん?女性はどこよ!!??
本梅町井出農協近く

井出農協の近くの道路沿いにスペースがあるのでそこに駐車する。 ここからはクッキリと小和田山の全貌が望める。見ると2系統の送電線鉄塔が見て取れた。 新川氏によるとその1系統で下って、再度登り返してもう1系統で2度目の下りを 楽しむという段取りらしい。4人の準備が整ったところで新川氏手製のコース図が配られる。

走り始めてすぐにある加舎神社近くで前述のH氏と合流する。 先ほどまでくっきりと見えていた小和田山は雪雲に覆われている。 どうも怪しい天気だ。 小和田への登り口は畑野町と本梅町を結ぶ峠からです。 『加舎の里ゴルフ場』に挟まれた舗装路を上っていく。 寒かったので羽織っていたウインドブレーカーが邪魔になるほど身体が火照ってくる。
峠にある登り口木々にはうっすらと雪が

峠には階段があるのでそれを登る。歩幅があわないし、滑りやすい階段で 注意が必要。登りきった所に関電の火の用心マークがあり小和田山の道標もある。 道は左右に別れているが左を登る。 ゴルフ場を左下に見ながら緩い登りをクリアーしていく。 脚力のあるバイカーなら乗って登れると落ち武者は言うが とうていそんなまねは出来ません。
振り返ると半国山良い感じだね

山腹をぐるっと回り込んで小さな伐採地に出る。 そこから振り返ると半国山と青空があった。 このまま天気が回復すればいいのだが、猫の目のように変わりそうな感じだ。 路面の雪は徐々に多くなって来ている。 ちょっと乗ってみるとタイヤに雪がへばりつくが雪の上を走る感覚は楽しい。
化け・ハゲ・ボケの御三家(ケ)

「この上に『化けが石』があるはず」と落ち武者。私とM氏がずいぶん昔に来たことがあるが記憶はもうない。 目の前に大岩が現れた。こいつが化けが石だ。右半分がスパッと切り取られたように平らに なっていて、その横を通過する。ここにだけこんな巨岩が存在するのも奇妙だが、 切り取られた半分はどこに行ったのかと気になる。
ネットに沿って登る小和田山頂上

稜線に出る。峠からここまでは登りだからほとんど乗れてませんが、下りに使うと ほとんど乗れると思う。その稜線には黒いネットがある。ネットの向こうは赤松の林だ。 そのネットに沿って一登りで頂上。 標高611.7 m、三等三角点。一息ついて、さーて、いよいよ待望の下りですよん。
頂上からの下り・・・この直後

三角点の頂上から50mほど下った地点で私がカメラを構えてみんなを待っています。 次々下ってくるメンバーを撮すのですが、ここでアクシデント発生。 最後の下ってきたH氏を撮し終えてその後ろ姿を見て驚く。 あきらかなオーバースピードで前のK山氏に突っ込もうとしていた。 そのぶつかる寸前にH氏は高速のままMTBもろとも大前転してしまう。

先行している新川氏を大声で呼び戻してH氏のもとに駆け寄るが、事態は 深刻な感じだった。数十分後なんとか足は大丈夫のようで立ち上がったので、彼には空身で 歩いてもらうことにする。彼のリュックとはMTBは交代で持っていくことになる。

なぜ転倒したのか?そのMTBを新川氏が乗ったところ「こりゃ、あかんわ。ブレーキングすると 前輪がぶるぶると振れる。あっしでも転倒するわ」と言う。タイヤのトレッドもほとんどない。 今日のような天気でリムに雪が付着していればさらにブレーキは効きません。 そういう要因が重なったのかもしれません。楽しくMTBするには整備が欠かせません。
鞍部から左に下る

鞍部に到着しましたがここから巡視路に乗ります。 強烈に吹雪いてきたので早く下りましょう。 左にある植林帯の中を注意深く覗くと火の用心マークがあって それとわかるが、普通に走ってしまうと知らずに通り過ぎてしまいそうになる注意ポイントだ。 H氏のMTBはフルサスでとても重たい。分解すればいくらかでも軽くなるだろうか。 大の大人がじゃんけんして各パーツを持つことにする。 私と落ち武者が車輪となってラッキー!!
妖怪こなきじじいが取り憑いてます仏像の光背のようです

落ち武者と私は歓声を上げながら下ります。途中、車輪が木の枝に当たったりすると 弾かれて転落しそうになる。けが人がいるのであまりはしゃげないが、巡視路はMTBのための トレールと言っても過言ではないほど面白い。
なにも担がないと楽しく下れますこ、これは苦しい

フレーム担当の後続の二人は乗れないまま下ってきました。 気の毒なので車輪とフレームとを交換してみます。 リュックにくくりつけて試しに乗車してみましたが とんでもなく不安定です。(^_^;)
げざ〜ん!!

とりあえず小和田山第1ステージは終了。 当然だが怪我をされたH氏はここでリタイヤとなる。 たまたま近所だというので、落ち武者がH氏の車を運転して自宅まで送り届けることになった。 私はやまあそ号にある落ち武者の荷物を取りに行き、手渡したあとはそのまま帰宅することに。 K山氏とO氏はせっかくだから続きの第2ステージを楽しむこということで ここで解散となった。

知らない人とか、MTB初心者の人がこれを読むと「危険で、怖いんか」と思うかもしれないが、 どんなスポーツ、レジャーにも危険が潜んでいます。 私の場合は危険と思われる箇所、自分の技量以上の箇所では乗らない。最低限タイヤとブレーキは 日頃からチェックする。 まあ、そんなところでしょうか。

今回の小和田山の地図は こちら(約130k) でごらんください。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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