東山

はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1
『音水湖』を参照していただくようお願いいたします。

2007. 8.19.  日曜日  曇り  気温蒸し暑い
とにかく暑い!!変な低山だと頂上へたどり着く前に茹で上がってしまいそう。 めったにハイカーの来ないようなレアな山だと、茹だって倒れているやまあそを見つけてもらえない可能性もある。 そこで今日は遊歩道で頂上まで行けて、しかも涼しい宍粟の東山へ行ってみる。

もう少し涼しくて時間に余裕があれば、 前から考えていた別ルートを試してみたかったので、とりあえずその取り付きだけを確認してみる。 思ったところにちゃんと踏み跡があったので、ここから登ってしまおうかと思案するが、 思い直してフォレストステーション波賀の駐車場へ向かう。
さーてスタートだ途中で休憩

朝早かったのにけっこう車も止まっている。夏休みだから泊まりの客のものだろう。 リュックを担いで歩いているおっさんは私一人だけのようで、周囲は軽装でアウトドアを 楽しんでいる家族連ればかりだ。8時55分スタート。

駐車場から南へ向かっている舗装路を歩く。最初にある分岐にイラスト地図があったので それで登山口方向を確認する。当然だがこの付近をうろついているような人はだれもいない。 舗装路なのでけっこう暑い。また分岐があったがここには道標もない。 昔の記憶から右の未舗装を行く。
登山口です暗い植林帯が続く

登山口には『東山頂上2.0km』という標識がある。9時15分。 登り始めると周囲は植林帯となりいきなり薄暗くなる。 駐車場からここまで来る途中もそうだったが、この山域は昔砂鉄を取っていた ところなので地形が複雑に緩くうねっている。この植林帯もそんな感じで 不思議な地形だ。

この遊歩道にもお約束ともいえる階段が設置されているが、ここのは段差が小さくて 歩きよい。暗い植林帯を抜けるとやがて周囲は明るい雑木帯となり稜線も間近に感じる。 このルートは登山口からずっと無風地帯なので汗びっしょりだ。
頂上手前にある分岐右に谷の源頭部を見ながら

頂上手前に三叉路分岐がある。公園の中の遊歩道を歩いているようだ。 右手にはっきりとわかる谷の源頭部があり、チロチロと水がわき出ている。 まさに山が水を生み出しているという感じだ。

展望櫓のある頂上オカリナをする

10時05分、 展望櫓のある広場が東山の頂上に着。標高1015.8m。アセビの低木に隠れそうになった 二等三角点がある。周囲を見渡すが思った通り誰もいなかった。こういう日は誰もいないほうが 良い。知らない人がいるだけで暑苦しいもんだ。言ってる本人が一番暑苦しいんだが・・・。

ピーカンなら櫓の下で過ごそうと思っていたが、曇りなので櫓の上でのんびりとする。 風が吹き抜けて思ったとおり涼しい。 とりあえず今日の予定は大山に登っている矢問さんと無線の交信をすることだったので、 リュックから取り出して呼び出してみる。 大山からなら自宅でもつながるのに、どういうわけかまったく聞こえず残念な結果となる。 ただ、近場のおなじみさんとは楽勝で繋がりました。

そんなこんなで2時間近くものんびりとしていましたが、帰宅時間が決まっているので そろそろ下山開始。11時45分。
ルートを外れて歩く

さきほどの三叉路から北尾根へ向かえば簡単なのだが、わざとルートから外れて山頂部の フラットな林の中を歩く。ここには偽の山頂があって、昔はここに山頂プレートをぶら下げている人もいた。 道もない頃だったので確かに紛らわしいピークだった。ここからも 向かうべき方向はわかっているのでそちらへ向かって進む。

やがて北尾根コースと合流する。北尾根は植林と雑木の植生界になっていて 手入れのされていない薄暗い植林のコースで、展望もない。 唯一良いのはいつ来ても西側から涼しい風が吹き上がってくることだ。 ここを歩いていると汗がでることはまずない。
雰囲気が変わっていたこの辺は昔どおり

ところが所々で倒木帯があり、そこだけ真上から太陽の光が降り注いでいる。 当然だが暑い!!倒れた杉は根っこからドタッと倒れたまま放置されているので 台風などの強風によるものかもしれない。木がないおかげで正面には 一山、その向こうには阿舎利山が見える。

ほんと涼しい!!12時ジャストに『歩道1号線』との分岐に着。 このまま正面を進んでも下山できるが、この1号線はまだ歩いたことがないので ここから降りることにする。ここにはベンチがあるので 時間があればゴロッと昼寝をしたいぐらいに涼しかった。 笠杉山に登っているOAPさんに下山の報告を無線でして下り始める。
歩道1号線で下るここから暑い舗装路歩き

この歩道は地面がそのまま露出しているのでは無く、木のチップを敷き詰めて 樹脂か何か?で固定している。従って足の裏に感じる感覚はコンクリートなどと 違って柔らかく優しい。それ以上に良いのは雑草などがまったく生えてきていないのと、 土砂の流出がないので掘れたりガレたりしていないことだ。 (たぶん高額な税金を使う贅沢な工法だとは思うが・・・・)

尾根の道はあれだけ涼しかったのに谷に降りるにつれてなぜか風は無くなる。 やがて舗装路に出るとこんどは灼熱地獄となる。 舗装路の沿線にあるバーベキューサイトでは良い匂いが私を襲ってくるが、 それ以上にこんな暑いところでようやるわとあきれる思いだ。

駐車場には13時着。ここには温泉もあるので汗を流して帰ることも可能だが、 そばにある名水をポリタンに汲んですたこらと帰路につくのでした。

今回の東山の地図は こちら(約95k) でごらんください。

それじゃあみなさんも「山であそぼっ」(^o^)/~~~


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