はじめに:このレポートは国土地理院発行、2万5千分の1 『青葉山』、『東舞鶴』を参照していただくようお願いいたします。 2004. 5. 2. 日曜日 晴れ 気温あったか
前日に生野の山を歩いたので今日は休養日にしようと思っていましたが、たぬきさんが
氷上まで来ればそこから車に乗せてくれると言います。渡りに舟ならぬ、渡りにたぬきの車です。
その言葉に甘えて数年ぶりの青葉山となりました。
舞鶴自動車道の東舞鶴ICで下車すると、あっというまに登山口の松尾寺に着いてしまいます。 駐車場でお金を支払って準備を済ませると山門をくぐります。西国三十三カ所の札所だけあってどんどんと 車はやってきます。本尊は確か馬頭観音だったと記憶しています。見てみたいけど秘仏なんでしょうねえ。 境内には八重桜がまだまだきれいです。その下をくぐり抜けて登山口へ向かいます。 ここからはどう歩いても間違いようのない登山道が頂上へと導いてくれます。 竹林を抜けて少し登ると平坦地になり、ここにも周囲に何かあったような痕跡があります。 登山道の真ん中に鳥居がありますが、その鳥居越しにご神体の松尾山が見えるように にくい設定になっています。
地形図通りの急登りが連続。登山道にはイカリソウの残骸がいっぱいあるので花期は終わったのかと思ったが、 標高が上がるに連れて花も現れ始める。いつもの紅色っぽいものの他に真っ白なイカリソウにも はじめて出会う。大好きなチゴユリも横手で咲いている。
絵に描いたようなつづら折れの道がいつまでも続く。 昔ロープを伝って登った所には金属製の階段が設置されている。おかげで楽ちんになったかというと、 なんか階段のほうが踏み外しそうで危なっかしい。
西の権現に着きました。石垣と石の階段の巧さは古代遺跡のようだ。 大きな自然石の石灯籠が目を惹く。近寄ってよじ登ろうとしたら上の石が ぐらぐらと揺れて落ちそうになる。こんな所で石の下敷きになって 死んでしまったらそれこそ笑いものだ。ふと灯籠の火袋の中を見ると とんでもないものが置かれていた!!これが何かはとても書けません。(>_<)
ようやく西峰に着きました。さすがに人気の山だけあってハイカーもそこそこ多い。 祠の横手にある小屋の中では焼き肉をはじめるグループもいた。 なんかこういうのがいるから人の多い山は苦手なんです。(山頂でタコヤキやる自分を 棚に上げてます。ごめん) 祠の裏手に見えている大岩がほんとの頂上です。ここも足場が悪くてたぬきさんと二人でガクガク しながら登る。ここの方が階段が欲しいくらいです。 登ってみると大展望。日本海が眼下に広がっています。ざんねんながらモヤがひどくて 共和国は見えません。
岩ピークから降りると藤本さん、なべちゃんが相次いで登ってきました。藤本さんは夜久野深山オフで お会いしていますが、なべちゃんは今回お会いするのが初めてです。このあとやまご隊が 登ってくるはずですが、その前に東峰まで往復することになりました。
東峰へは初めてです。 まったく予備知識無く歩き始めたので思ったより険しい道にちょっと驚く。変化のある岩場が 連続し、切り立った岩場の上り下りなどもある。子供には危険かと思いきや平気で やってきているようなのでビビっているのは私ぐらいなものらしい。 このあたりも昔ロープの補助だけだったのが階段に変身していた。 ここでもたもたしていると後続から男性がやってくる。小粋な格好のその顔を見ると なんとえびちゃんだった。抱きつきたかったが手を離すと落っこちるので目で挨拶。 「もう終わってるかなあ・・・」今回のどうしても見たかったシャクヤクがこのあたりにあるらしい。 登山道に沿っているところでは形跡だけがあったが、離れたところに咲いているのをたぬきさん達が 見つける。さっそく斜面をずり落ちて花の前までやってくる。白い花弁はもろくてちょっとした 振動でもパラッと落ちそうだ。
にぎやかに東峰までやってきました。こちらのピークにも祠があって、一段下にはテラス状の 広場とその先には展望の岩場があります。ここも大勢のハイカーが食事の真っ最中でした。 われわれも展望の岩場で食事をします。 ここから南を見ると三国岳、養老山、西には弥仙山、建部山などが見えていました。 岩からリュックが一瞬落ちそうになりましたが事なきを得る。 食事もすんだしもとの西峰に戻りましょう。さすがに慣れたのか帰りはスムースに上り下りが出来ました。 よしよし・・・。 西峰にはやまご隊が到着していてこれで全員集合となりました。(いったい誰がいたのかもう記憶にはありませんが・・・) やまご隊はもうしばらく山頂付近で花の探索をするそうです。我々は今寺コースで下山をする。 ここも急斜面のつづら折れです。うだうだ言いながら降りていくと林道の終点に着く。ここで山菜取りを しているおじさんに出会うが、この方、車に無線の施設を満載しているアマ無線の局長さんでした。 おもしろみのない舗装林道を下っていくとパトカーが登ってくる。はて?この先には山菜取りの おじさんしかいなかったが・・・・。ひょっとしたら共和国と無線で連絡を取りあっている スパイと思われているのかもしれません。危うし!アマ無線。 などと言っているうちに松尾寺に着きました。 帰りも運転してもらって楽ちんでした。たぬきさんあんがとね。 |